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日本代表

「無抵抗で0-6はあり得ない」戦後初の6点差負けにドイツ代表OBも憤慨…守護神ノイアーは記念の一戦で屈辱

THE DIGEST編集部

2020.11.19

 この大敗には、もちろんOBたちも黙っていない。2010年ブラジル・ワールドカップの優勝メンバーであるバスティアン・シュバインシュタイガーは、公共放送局『ZDF』に「スペインが相手なら、どの試合でも負ける可能性はあるが、無抵抗で0-6というのはあり得ない」と語り、選手起用に対して以下のように提言した。

「代表チームには、リーダーシップをとれる存在が欠けている。コミュニケーションを司れる選手が必要だ。だから、ジェローム・ボアテングとトーマス・ミュラーを呼ぶべきだと思う。2人は、バイエルンで三冠を成し遂げた。そんな選手が、なぜ代表チームにいないんだ?」
 
 同様の意見は、80~90年代に大活躍したドイツのレジェンドであるローター・マテウスからも唱えられており、彼はこの2人に加えてマッツ・フンメルスの復帰も訴えている。

 さて、これほどの大敗を喫し、ネーションズ・リーグでは決勝トーナメント進出を逃したレーブ監督は当然、責任が問われるだろうし、実際に試合後の会見では去就に関する質問がメディアから多く寄せられたが、サッカー連盟の幹部であるオリバー・ビアホフは「レーブへの信頼は失われていない」と明言している。

 ロシアW杯以降は低空飛行を続けているドイツ。クラブレベルでは欧州を制覇し、人材も十分な同国が、かつての憎らしいほど強い姿を取り戻すのはいつのことになるだろうか?

 ちなみに、ドイツ代表史上最も点差をつけられたのは、1909年11月16日のイングランド戦。オックスフォードでの親善試合でサッカーの母国に奪われたのは、何と9点だった(もちろんドイツはゼロ)。6点差は、それに次ぐものである。

構成●THE DIGEST編集部

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