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海外サッカー

「ジョークの集団」 凡ミスで4敗目のバルサに現地メディアも呆れ気味…メッシは奮闘も大記録には到達できず

THE DIGEST編集部

2020.12.06

 悲惨な結末を迎えたチームの中で、エースのリオネル・メッシはまずまずのプレーを披露。57分の同点劇も、ジョルディにパスを通したのはこの背番号10だった。『ESPN』は採点で及第点の「6」を与え、「CLでの休息で再び活気づき、順調なスタートを切ったが、試合が進むにつれて苛立ちが募った。相手GKを数度にわたって脅かすも、運が悪かった」と評した。

 今オフの退団騒動以降、パフォーマンスの低下やゴール数の減少など、ネガティブな話題ばかりに彩られていたメッシだが、前節・オサスナ戦で、急逝した母国の英雄ディエゴ・マラドーナに捧げる見事なゴールを挙げ、チームも大勝したことで、久々に表情に明るさが戻った。
 
 チームとともに復活の兆しを見せた彼は、ここまでバルサで641ゴールを挙げており、このカディス戦、“神様”ペレが持つ「同一クラブでの最多得点記録」(643点)に並ぶ、もしくは更新の期待もかかっていた。過去の対戦でいまだゴールを挙げたことがない相手にネットを揺らしての偉業はならず、新たなる悪夢がメッシを襲うこととなった……。

 CLでは5戦全勝(失点わずか2)で早々に決勝トーナメント進出を決めているのに、リーガでは首位アトレティコ・マドリーから勝点12も離されての7位と、早くもリーグ制覇は絶望的と見る者は少なくない。不可解なほどのアンバランス飛行を続けるバルサ、その苦悩はまだ終わりそうにない。

構成●THE DIGEST編集部

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