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日本代表

2部降格の確率は「92.6%」のボタフォゴ…“助っ人”本田圭佑には「間違った補強だった」と厳しい声

THE DIGEST編集部

2020.12.16

 このような本田、そして今季、ボタフォゴに加わった元コートジボワール代表FWのサロモン・カルーという実績十分の助っ人2人について、ブラジルのスポーツジャーナリスト、レナト・マウリシオ・プラド氏は、「クラブの間違った補強だった」と語っている。

 彼はブラジルのネットメディア『UOL』において、「本田、カルーを獲得することで、クラブは何が解決されると思ったのか? 彼らが金を運んでくると思ったのか? そんなことはなかった。人々は、世界的に知名度のある選手なら誰でも、クラブの問題を解決してくれると思っていたようだが、ここまで何も解決していない」と主張した。
 
 続けて、2012、13年にボタフォゴでプレーしたクラレンス・セードルフを引き合いに出し、彼と他の歴代外国人との違いを強調。リオ選手権優勝、リベルタドーレス・カップ出場の原動力となった元オランダ代表MFを称賛するとともに、「セードルフだからできたこと」と断言する。

「セードルフのレベルの選手を連れてくることと、本田やカルーのレベルの選手を連れてくることは、比較にならない」

 こう現在の助っ人を斬り捨てたレナト記者はまた、財政難に喘ぐ現在のボタフォゴではまともに戦力補強するのも難しいと語り、「こんな状況では問題は解決しないし、解決策も存在しない。(ジョゼップ・)グアルディオラを連れてきても無理だ」と締めている。

 あまりに大きすぎる問題を抱えるクラブの中で、本田も苦しんでいる。今後もボタフォゴで戦い続けると明言している一方で、ポルトガルのポルティモネンセ行きの噂もある彼は、この先、助っ人としての意地を見せられるか。

構成●THE DIGEST編集部

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