正直、初戦を見た限りでは、メダル獲得はかなりハードルが高いという印象だった。だが、この試合のようなプレーができれば、決して夢物語ではないだろう。
もちろん、アルゼンチンの来日メンバーはベストとはほど遠く、移動の疲れがあったのも事実。2戦目は日本が久保と板倉以外の9人を入れ替えてフレッシュだった一方、アルゼンチンは4人のみで、それがインテンシティの差に影響したのも明らかだ。
それでも、日本の若武者たちは「自信」を手に入れた。たかが親善試合の1勝かもしれないが、相手がベストメンバーではなかったかもしれないが、優勝候補を破ったという自信は、間違いなくプラスになるだろう。このチームは2019年10月に敵地でブラジルを破って世界に驚きを与えてもいる。五輪本大会のポッド分け(最近の五輪の成績により決定)で、開催国の日本や韓国とともにポット1に入った南米の2大大国に土をつけているのだ。
ホームアドバンテージも考えれば、この「自信」が「過信」にさえならなければ、メダル獲得の可能性は、30%はあるのではないだろうか。もちろん、希望するオーバーエイジの選手を招集できる、というのが条件にはなるが。
限りなくゼロに近かった金メダルの可能性も高まった。10%とまではいかないが、5%ぐらいはあると言っていいか。もちろん簡単ではない。ただ、アルゼンチン戦で掴んだ自信は、かならず檜舞台で活きるはずだ。
取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)
もちろん、アルゼンチンの来日メンバーはベストとはほど遠く、移動の疲れがあったのも事実。2戦目は日本が久保と板倉以外の9人を入れ替えてフレッシュだった一方、アルゼンチンは4人のみで、それがインテンシティの差に影響したのも明らかだ。
それでも、日本の若武者たちは「自信」を手に入れた。たかが親善試合の1勝かもしれないが、相手がベストメンバーではなかったかもしれないが、優勝候補を破ったという自信は、間違いなくプラスになるだろう。このチームは2019年10月に敵地でブラジルを破って世界に驚きを与えてもいる。五輪本大会のポッド分け(最近の五輪の成績により決定)で、開催国の日本や韓国とともにポット1に入った南米の2大大国に土をつけているのだ。
ホームアドバンテージも考えれば、この「自信」が「過信」にさえならなければ、メダル獲得の可能性は、30%はあるのではないだろうか。もちろん、希望するオーバーエイジの選手を招集できる、というのが条件にはなるが。
限りなくゼロに近かった金メダルの可能性も高まった。10%とまではいかないが、5%ぐらいはあると言っていいか。もちろん簡単ではない。ただ、アルゼンチン戦で掴んだ自信は、かならず檜舞台で活きるはずだ。
取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)