『MARCA』は、今冬の同時期にヘタフェに加入し、互いに苦しんだ２選手がこの大事な一戦で共に貴重なゴールを挙げたことに言及し、「アレニャと久保がヘタフェを狂喜乱舞させる」と報道。久保については「あまり目立たなかったとはいえ、不可欠な存在として歴史に名を残すだけの価値がある」と称賛し、決勝点の場面を「正面からのハードショット！ 好調な久保の前では、GKカルデナスの懸命なダイビングも役に立たなかった」と綴った。こちらの採点は、３点満点中の２点だった。

　同じスポーツ紙では、バルセロナの『MUNDO DEPORTIVO』は「久保はヘタフェで最高のバージョンに飛躍することはできなかったが、それは問題ではない。彼は素晴らしい個人技から左足でミサイルを発射し、黄金に値する勝点３を手にした」「予想外の主人公」と綴り、こちらも採点では３点の最高評価を与えている。
  　その他にも、日刊紙『El Pais』は「ヘタフェは久保のゴールで救いを見つけた」、日刊紙『EL IMPARCIAL』は「久保の壮大なゴールがヘタフェの“パズル”を終わらせた。わずか数分間で、チームが最も必要としている時に、必要なすべてのクオリティーを発揮してみせた」、日刊紙『LA VANGUARDIA』は「久保のゴラッソ！ 彼の左の一撃は絶対に止められない」、マドリードの自治体メディア『NOTICIAS PARA MUNICIPIOS』は「久保の見事な左足で降格の“悪霊”を追い払った」等々……。

　メディアからだけでなく、ファンからも多くの賛辞を受けることとなった久保。耐え忍んだ末の偉業を果たした今季、間違いなく彼は成長し、収穫を得たことだろう。これらが今後のキャリアにいかなる影響を与えるのかが非常に興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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