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海外サッカー

「必要な資質を備えていない」久保建英のマドリー復帰は新指揮官の判断で絶望的か。ベティスがレンタル要請も大きな障壁が…

THE DIGEST編集部

2021.06.10

 マドリーの専門メディア『Defensa Central』も久保とベティスに言及。「2019年にマドリーに加入して以来、彼は同じ状況を繰り返すことになるだろう」とレンタル継続を予測する同メディアは、「この“緑と白”のチームからの関心は、もはや獲得に向けたオファーであり、理想的な場所を見つけたいと考えているマドリーと久保にとって、ベティスこそが、その場所となる可能性がある」と、肯定的に綴っている。

 その根拠として、今季、久保のボスとなったウナイ・エメリ(ビジャレアル)とホセ・ボルダラス(ヘタフェ)が彼へのプレー機会を制限したのとは対照的に、ベティスのマヌエル・ペレグリーニ監督は多くの選手にチャンスを提供したことを挙げる。同指揮官は久保を高く評価し、ゆえにベティスは過去2度の移籍市場で交渉の席についたという。
 
 久保の力を活かせるスタイルで、多くのプレー時間を与えてくれる監督の下という環境は、まさに理想的なものと言えるが、同メディアも「現時点でベティスがレンタル料として、マドリーにいくら払うのかは不明だが、500万ユーロ以上の額は実行不可能なものであることは確かだ」と、最後は金銭の問題がネックとなっていることを指摘した。

 久保にとってもマドリーにとっても、2020-21シーズンは苦いものとなったはずで、レンタル継続となる場合、この過ちを繰り返すまいと考えるだろう。直面する問題に彼らはうまく折り合いをつけ、最高の答えを見つけられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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