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海外サッカー

「クロップの信頼は見えない」南野拓実はリバプール残留も英メディアは“バックアッパー不足”を懸念「良い兆候ではない」

THE DIGEST編集部

2021.09.02

クロップとの関係は良好に見える南野。いまは我慢の時なのかもしれない。(C)Getty Images

クロップとの関係は良好に見える南野。いまは我慢の時なのかもしれない。(C)Getty Images

 また同メディアは、アタッカーの獲得を進言したリバプールのOBで、現在はコメンテーターを務めるジェイミー・キャラガーのコメントも紹介した。

「チェルシーとマンチェスターのクラブが1億ポンドの選手を獲得し、ユナイテッドがクリスチアーノ・ロナウドを迎え入れたのを見れば、リバプールが移籍市場に参加していないことにファンが不満を抱くことは当然理解できる。リバプールは今、選手補強ではなく、所属する選手のサラリーに資金を費やしている」

 リバプールの専門メディア『LIVERPOOL.COM』もこの点に言及。フィルミーノが3節チェルシー戦で負傷したためのバックアッパー不足を「差し迫った問題」とし、南野については、こう論じた。
 
「チェルシー戦にも出場しておらず、ユルゲン・クロップ監督から明確な信頼を得ているようには見えない」

 そして、英スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』も「マンチェスター・Cがジャック・グリーリッシュを獲得した一方で、リバプールは南野やオリギをまだ残している」とネガティブに報道。一方でサポーターのクラブ所有会社「FSG(フェンウェイ・スポーツ・グループ)」への批判には、同局のホストであるサイモン・ジョーダン氏が「馬鹿げている」と、逆に苦言を呈した。

 こういった見方からも、南野がまだ絶対的な信頼を勝ち取っていないことは明らかだが、決して多くないであろうチャンスを活かし、ビッグ4に割って入れるか。今季の挑戦に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
 
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