大きな特長は、本人が「ダンスの経験も生かされている」と明かした独特のステップだろう。その優雅さは「エレガント」、「上品」との賛辞がピッタリ。クレモネーゼで指導したアッティリオ・テッセルは、「南米出身の選手のようだ」と表現している。７節終了時点でリーグ７位タイの被ファウル数は、華麗さと予測不能な意外性の裏付けだ。
一方で、線の細さにもかかわらず、守備でも高い貢献ができる。１試合平均走行距離は７節終了時でチーム２位（リーグ15位）と、広い範囲をカバーできるのだ。ユーベ戦では敵の司令塔ミラレム・ピャニッチを封じて評価を高めた。
ダニエレ・プラデＳＤはカストロビッリを「現代の監督が好む典型的なミッドフィールダー」と称賛する。攻守両面で活躍するいわゆる「８番」であり、モンテッラ監督は直近のインタビューで「アントニョーニよりもマルコ・タルデッリに近いかもね」と評している。このタルデッリは82年ワールドカップ優勝に貢献した往年の名手だ。
期待された10月の代表戦でのアッズーリ初招集は、残念ながら叶わなかった。しかし、名指しで期待を口にした通り、ロベルト・マンチーニ監督のチェックリストには入っている。いずれはかつてＷ杯優勝の立役者となったタルデッリのように、イタリア代表を輝かせる中盤の導き手となるかもしれない。 Gaetano CASTROVILLI ガエターノ・カストロビッリ
（フィオレンティーナ／イタリア国籍）
●生年月日／1997年２月17日（22歳）
●出身地／ミネルビーノ・ムルジェ（イタリア）
●身長・体重／176cm・71kg
●主要ポジション／インサイドハーフ、トップ下
●Ａ代表／未招集
●キャリアの転機／モンテッラ監督との出会い（19年夏）
文●中村大晃
※『ワールドサッカーダイジェスト』2019年11月７日号より転載
一方で、線の細さにもかかわらず、守備でも高い貢献ができる。１試合平均走行距離は７節終了時でチーム２位（リーグ15位）と、広い範囲をカバーできるのだ。ユーベ戦では敵の司令塔ミラレム・ピャニッチを封じて評価を高めた。
ダニエレ・プラデＳＤはカストロビッリを「現代の監督が好む典型的なミッドフィールダー」と称賛する。攻守両面で活躍するいわゆる「８番」であり、モンテッラ監督は直近のインタビューで「アントニョーニよりもマルコ・タルデッリに近いかもね」と評している。このタルデッリは82年ワールドカップ優勝に貢献した往年の名手だ。
期待された10月の代表戦でのアッズーリ初招集は、残念ながら叶わなかった。しかし、名指しで期待を口にした通り、ロベルト・マンチーニ監督のチェックリストには入っている。いずれはかつてＷ杯優勝の立役者となったタルデッリのように、イタリア代表を輝かせる中盤の導き手となるかもしれない。 Gaetano CASTROVILLI ガエターノ・カストロビッリ
（フィオレンティーナ／イタリア国籍）
●生年月日／1997年２月17日（22歳）
●出身地／ミネルビーノ・ムルジェ（イタリア）
●身長・体重／176cm・71kg
●主要ポジション／インサイドハーフ、トップ下
●Ａ代表／未招集
●キャリアの転機／モンテッラ監督との出会い（19年夏）
文●中村大晃
※『ワールドサッカーダイジェスト』2019年11月７日号より転載
