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海外サッカー

冬の移籍市場で“攻撃陣補強なし”のアーセナルを「最大の失敗」と専門メディアが酷評!「トップ6が遠くなっていく」と嘆く声も

THE DIGEST編集部

2022.02.03

 一方、サッカー専門メディアの『football.london』はコラシナツ、マリ、メイトランド=ナイルズ、チェンバースといった守備の選手が去ったことで(また、それに代わる戦力の補強がなかったことで)「守備の強化への期待もなくなった」と批判的。CBについては、ベン・ホワイト、ガブリエウ・マガリャンイス、ロブ・ホールディングの3人だけで、冨安健洋が代役を務められるという程度である。

 その冨安の主戦場である右SBも、彼以外のオプションは移籍に噂があったものの残留したセドリク・ソアレス、そしてホワイトのコンバートぐらい。冨安は右足ふくらはぎの負傷により、パフォーマンスが安定しないセドリクが大きな負担を背負うことになる。

 このような状況について、同メディアは「残りのシーズンでアーセナルはリーグ17試合を戦うだけかもしれないが(FAカップもカラバオ・カップもすでに敗退)、ひとつのポジションから多くの選手を放出したことは、クラブに大きなリスクを負わせている。ガブリエウ、ホワイト、ホールディング、トミヤスが利用できなくなった場合、ミケル・アルテタ監督は不釣り合いな起用を強いられることになる」と指摘した。
 
 もちろん、ファンは誰ひとりとして今回の移籍市場には満足しておらず、とりわけ攻撃選手の交渉をひとつもまとめられなかったエドゥSDに対しては、「一生懸命に働いているのか?それとも何もしていないのか?」「他チームが強化に余念がないのに、アーセナルは役に立たない構想を立てるばかり」「トップ6が遠くなっていく……」などと批判の声が寄せられている(日刊紙『DAILY STAR』より)。

 奇しくも、アーセナル専門メディア『Just Arsenal』は移籍市場の最終日に公開した記事で、アルテタ&エドゥ体制で獲得した全選手を10点満点での採点で評価しているが、昨夏に加入した選手に対しては軒並み高採点(アーロン・ラムズデイルが「10」でトップ、冨安は2番目の評価となる「9」、ホワイトが「8」等々)。チーム力を飛躍的に上げたことによって大絶賛されたこの補強が、より今冬の“寂しさ”を際立たせることとなってしまったようだ……。

構成●THE DIGEST編集部

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