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海外サッカー

「短いカメオ出演」の南野拓実に専門メディアが「取り残される」危険性を示唆。一方で「攻守両面の大幅な向上」も指摘

THE DIGEST編集部

2022.02.12

「もっとプレーしたいし、もっと上手くやれることを証明したいので、現在の欲求不満を活かして全てをポジティブに変えたい」とも語り、厳しい環境で勝負することを選択した日本人について、クラブ専門サイト『LIVERPOOL.COM』は「南野は今後数か月でチームから取り残される選手のひとりになることを恐れているかもしれない」とネガティブな展望を示しながらも、以下のように彼を評している。

「ミナミノがこのクラブに加入して以来、最高のシーズンをエンジョイしていることは間違いない。今季、全てのコンペティションで400分以上プレーした選手のうち、90分あたりの平均ゴール数でミナミノの0.89を上回っているのは、サラー(1.27)だけである。昨夏のプレーシーズン以来、彼の内面に変化が生じ、そのパフォーマンスは大幅に向上した」

「絶妙なテクニックとインテリジェンスの高さを示し、ゴールとアシストで出場した試合では定期的にチームに貢献できている。フィジカル面でも重要な変化があり、守備面でも強さを発揮して相手選手と対峙できるようになった。守備でのデュエルの勝率で昨季40.5%に止まったのが、今季はここまで58.2%と改善されている」
 
 冬の移籍市場で昨季のようにレンタル移籍でプレー機会を求める可能性もあったが、リバプールに留まる決意を下したことは「クラブにとっても励みになる」と同メディアは指摘し、また彼のポジティブな姿勢は「クロップ監督がバックアップの選手に望む態度と全く同じものである」と綴った。

 英国メディア『HITC』は、現役時代は溢れる闘志でマンチェスター・ユナイテッドの黄金時代創成に貢献し、現在はコメンテーターを務めるロイ・キーンが、南野やハービー・エリオットについて「常にチームメイトにプレッシャーをかける必要がある。新たな選手が、ポジションを奪いにチャレンジする。それが、ビッグクラブでプレーするということだ。チーム内の競争こそが最も重要であり、クロップ監督にとっての理想的な状況である」と語ったことを伝えている。

構成●THE DIGEST編集部
 

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