専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
日本代表

慰留の材料が揃った!? 鎌田大地、今夏のプレミア移籍が取り沙汰されるもEL制覇で一転フランクフルト残留の可能性も

THE DIGEST編集部

2022.05.20

 それは欧州のメディアだけでなく、同じアジアであるベトナムの総合メディア『oxii』も今回の日本人選手の偉業に注目。「日本のスターがELからスポットライトの中に足を踏み入れた」と題した記事で、「2017年にサガン鳥栖からわずか160万ユーロ(約2億円)でフランクフルトに加わるも、当時はまだこのチームでプレーするのに相応しくなかった彼は、2018年8月にベルギーのシント=トロイデンで1年後を過ごすと、驚くほど良い選手となってドイツに戻った」と、鎌田の成長ぶりに言及。次のような各方面からの賛辞も紹介している。
 
「技術的なバックグラウンドがあり、効果的なスペースの活用の仕方を心得ている。対戦相手は、彼の動きを読むのは難しい」(元フランクフルト指揮官のニコ・コバチ)
「鎌田の創造性はフランクフルトの強み」(英国紙『The Guardian』)
「鎌田は重要な選手で、勝敗を分けることができる」(チームメイトのセバスティアン・ロデ)

 また、同メディアは、日本人FWの今後をこうも展望する。
「非常に高いパフォーマンスで、南野拓実、伊東純也、大迫勇也と並んで、年末のカタール・ワールドカップの日本代表に参加するだろう。これは、鎌田にとって夢のトーナメントである。またクラブレベルでは、トッテナムとリーズが、この欧州の舞台で素晴らしいパフォーマンスを見せた鎌田をターゲットにしている。市場価格は約2200万ユーロ(約29億円)と言われ、非常に手頃な金額であり、トッテナムと一緒に、チームは『2人目のソン・フンミン』を手にすることができる」

 南野の所属するリバプールもチャンピオンズ・リーグ決勝に進出したことで、「日本サッカー界には、ワールドサッカーの栄光の頂点に到達しようとしている選手が何人もいる」と称賛を込めた一文で、記事は締められている。

 ここで言及された去就に関する噂については、欧州の各メディアが報じたものであり、新たに名前が挙がったトッテナムに関しては、ドイツのスポーツ誌『sportbild』が「夏の移籍市場に向けて、鎌田を獲得候補のひとりとして関心を寄せている」とレポート。同メディアはまた、「セビージャも注目し、鎌田も移籍を検討している」と付け加えている。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号