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海外サッカー

冨安健洋は練習を欠席。プレミア最終節を前に“決着済み”と見る現地メディアがアーセナル「失敗」の原因を検証

THE DIGEST編集部

2022.05.20

 続いての“間違い”は「1月のギャンブルが裏目に出た」こと。夏とは打って変わって投資を渋ったことで、当時は「大きな賭け」といわれていたが、これが報われることがなかった。ニューカッスル戦でトドメを刺されたブルーノ・ギマラエスは、今冬にアーセナルが獲得間近と報じられた選手である……。

 補強どころか、ピエール=エメリク・オーバメヤン、カラム・チェンバース、パブロ・マリ(レンタル)、エインズリー・メイトランド=ナイルズ(レンタル)を放出したが、この点も、ロドリゴ・ベンタンクールやデヤン・クルセフスキらを獲得するなど、積極的な補強を展開したトッテナムとの違いが指摘されている。
 
 そして、最後に挙げられたのは「怪我人の続出が招いた選手層の薄さ」。これは前の補強に関する判断ミスと繋がる問題だが、代えの利かない選手を怪我で欠いたことで、明らかに戦力ダウンを強いられたことだ。その最たる例は中盤のトーマス・パーテイで、彼の存在の有無で勝率が67%から45%まで変動することが示されている。他にも、ふくらはぎの負傷で長期欠場し、ニューカッスル戦ではハムストリングスを傷めた冨安、左SBのキーラン・ティアニーも、その穴を埋めるのは難しい選手として言及された。

 それでも、記事は元イングランド代表のFWアラン・スミスによる「過去2シーズンがリーグ8位に終わったことを考えれば、今季5位だったとしても、それは進歩だ。それが、彼らが望んだものではなかったとしても、EL出場は失敗ではない。一歩前進を遂げたことになる」「アーセナルの未来は明るい。若いチームであり、さらに良くなるだろう」とのポジティブな展望で締められている。

 なお、アーセナルは来季に向けてすでに動いているようであり、日刊紙『THE Sun』はウディネーゼ所属のアルゼンチン代表サイドプレーヤーで、右SBやWBを主戦場とするナウエル・モリーナの獲得を目指し、移籍金だけでなく、同チームにレンタル移籍しているマリを差し出す用意もあるという。

構成●THE DIGEST編集部

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