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日本代表

慰留の材料が揃った!? 鎌田大地、今夏のプレミア移籍が取り沙汰されるもEL制覇で一転フランクフルト残留の可能性も

THE DIGEST編集部

2022.05.20

EL制覇に大きく貢献した鎌田。去就が気になるところだ。(C) Getty Images

EL制覇に大きく貢献した鎌田。去就が気になるところだ。(C) Getty Images

 フランクフルトは現地時間5月18日、ヨーロッパリーグ(EL)決勝でレンジャーズをPK戦の末に下し、UEFAカップ時代の1979-80シーズン以来となる欧州タイトルを手にした。
 
 ELとしては初めて、UEFAカップ時代を含めると1996-97シーズンのシャルケ以来7回目となるドイツ勢の勝利、それも全13試合無敗での見事な戴冠については、各国のメディアで様々な報じられ方がなされているが、面白いところでは、ルーマニアの総合メディア『FANATIK』などが、会場となったセビージャのエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスファンとPK戦&ユニホームカラーの関連性に言及している。

 同スタジアムで過去に行なわれた世界的かつ歴史的なビッグマッチである、1982年スペイン・ワールドカップ準決勝・西ドイツ(当時)対フランス、1985-86シーズンのチャンピオンズ・カップ(現リーグ)決勝ステアウア・ブカレスト対バルセロナは、前者がW杯史上初のPK戦で西ドイツがサドンデスの末に逆転勝利を飾り、後者は圧倒的不利といわれたルーマニアのステアウアが堅固な守りでバルサの攻撃を封じ、スコアレスで迎えたPK戦ではGKヘルムート・ドゥカダムが4人全員を止めるという神業を披露して番狂わせを演じた。

 そして、この対決はいずれも、白ユニホームと青ユニホームの対決で、どちらも前者が勝利を手にしたが、3回目の「白青対決」となった今回も、サードユニホームの白を身に纏ったフランクフルトが、キッカー5人全員の成功とGKケビン・トラップの好守(4人目のアーロン・ラムジーを足でストップ)により、青いレンジャーズを下して、「サンチェス・ピスファンのジンクス」を守った(あるいは守られた?)というわけである。

 こうして歴史の1ページに名を刻んだフランクフルトだが、今季のこのコンペティションではチーム最多の5ゴールを挙げるなど、タイトル獲得の功労者となった鎌田大地に対しても多くの注目が注がれており、決勝では複数の得点機を活かせなかったものの、敵陣での効果的なプレーで相手に脅威を与え続けたことで、総じて高い評価を得ることとなった。
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