しかし、ラ・リーガやマドリ―の怒りに対しては同調する声が多く寄せられる一方で、国内外から冷ややかな目も向けられている。フランス紙『L’EQUIPE』は今回の件に加え、同日に女子のCL決勝でリヨンがバルセロナを下した件に触れ、「フランス2-0スペイン」との見出しで“挑発”。また、マドリーの宿敵バルセロナの地元紙『MUNDO DEPORTIVO』は「マドリーは拒絶され、フロレンティーノは再び、最も欲していた『銀河系』を獲り損なった」と皮肉った。
メキシコの『TELEMUNDO Deportes』も「パリSGは最大の勝者となり、マドリーは手ぶらで取り残された」と報道。一方、SNSでは反マドリーのファンによる「エムバペと(アーリング・)ハーランドの両方と契約するつもりが、どちらも獲れずに取り残された」「嘲笑と歴史的な屈辱」「エムバペをパリSGに5年間貸し出しているかのように振る舞っていたマドリー(笑)」「移籍市場の歴史において一番可笑しかった」などのからかいコメントが多く見つかっている。
対して米スポーツ専門局『ESPN』は、これまでの歴史において欲しい選手はほとんど獲得してきた感があるマドリーが過去に取り逃がした「10人のスター」として、ズラタン・イブラヒモビッチ(インテルからバルサへ)、ディディエ・ドログバ(チェルシー残留)、ダビド・シルバ(バレンシアからマンチェスター・シティ)、ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド残留)、フランチェスコ・トッティ(ローマ残留)、スティーブン・ジェラード(リバプール残留)、ポール・ポグバ(マンU残留)、ネイマール(パリSG残留)、ダビド・ビジャ(バレンシアからバルサ)、セスク・ファブレガス(アーセナルからバルサ)らの名を挙げた。
「逃した魚」はあまりに大きく、現地メディアはエムバペ獲得失敗を簡単に忘れ去ることはできないようだが、一方で『MARCA』は新たな補強にも目を向けている。彼らはチーム強化のためのターゲットとして、モナコのフランス代表MFオーレリアン・チュアメニ(22歳)をピックアップ。エムバペとは異なるMFの選手だが、マドリーの専門メディア『THE REAL CHAMPS』は「エムバペほどのFWは他にいないため、他のポジションの強化でカバーする必要がある」と指摘した。
最後にパリSG側のニュースでは、フランスのメディア『TeleFoot』が「エムバペの残留により、パリSGには多くの変化が施され、スポーツディレクターのレオナルドと監督のマウリシオ・ポチェティーノは即解任されるだろう。しかし、パリSGが新たなプロジェクトにおいて監督として招聘したいと考えるジネディーヌ・ジダンは、現時点でカタール・ワールドカップ後のフランス代表を率いること以外に興味を示していない」と報じている。
また、フランスのラジオ局『RMC』は「パリSGのオーナーであるカタールのグループは、すでにジダンと交渉の場を持ったものの、ジダンは母国の代表チームの指揮を決意しており、この考えを変えるとすれば、現代表監督のディディエ・デシャンが契約延長を交わした時だけだ」と記述。エムバペ残留には成功したパリSGだが、理想の組織を作り上げるには、まだ多くのハードルが待ち受けているようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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メキシコの『TELEMUNDO Deportes』も「パリSGは最大の勝者となり、マドリーは手ぶらで取り残された」と報道。一方、SNSでは反マドリーのファンによる「エムバペと(アーリング・)ハーランドの両方と契約するつもりが、どちらも獲れずに取り残された」「嘲笑と歴史的な屈辱」「エムバペをパリSGに5年間貸し出しているかのように振る舞っていたマドリー(笑)」「移籍市場の歴史において一番可笑しかった」などのからかいコメントが多く見つかっている。
対して米スポーツ専門局『ESPN』は、これまでの歴史において欲しい選手はほとんど獲得してきた感があるマドリーが過去に取り逃がした「10人のスター」として、ズラタン・イブラヒモビッチ(インテルからバルサへ)、ディディエ・ドログバ(チェルシー残留)、ダビド・シルバ(バレンシアからマンチェスター・シティ)、ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド残留)、フランチェスコ・トッティ(ローマ残留)、スティーブン・ジェラード(リバプール残留)、ポール・ポグバ(マンU残留)、ネイマール(パリSG残留)、ダビド・ビジャ(バレンシアからバルサ)、セスク・ファブレガス(アーセナルからバルサ)らの名を挙げた。
「逃した魚」はあまりに大きく、現地メディアはエムバペ獲得失敗を簡単に忘れ去ることはできないようだが、一方で『MARCA』は新たな補強にも目を向けている。彼らはチーム強化のためのターゲットとして、モナコのフランス代表MFオーレリアン・チュアメニ(22歳)をピックアップ。エムバペとは異なるMFの選手だが、マドリーの専門メディア『THE REAL CHAMPS』は「エムバペほどのFWは他にいないため、他のポジションの強化でカバーする必要がある」と指摘した。
最後にパリSG側のニュースでは、フランスのメディア『TeleFoot』が「エムバペの残留により、パリSGには多くの変化が施され、スポーツディレクターのレオナルドと監督のマウリシオ・ポチェティーノは即解任されるだろう。しかし、パリSGが新たなプロジェクトにおいて監督として招聘したいと考えるジネディーヌ・ジダンは、現時点でカタール・ワールドカップ後のフランス代表を率いること以外に興味を示していない」と報じている。
また、フランスのラジオ局『RMC』は「パリSGのオーナーであるカタールのグループは、すでにジダンと交渉の場を持ったものの、ジダンは母国の代表チームの指揮を決意しており、この考えを変えるとすれば、現代表監督のディディエ・デシャンが契約延長を交わした時だけだ」と記述。エムバペ残留には成功したパリSGだが、理想の組織を作り上げるには、まだ多くのハードルが待ち受けているようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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