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メッシから得点王の座を奪ったエムバペに仏大統領、元祖決勝ハットのハースト、さらに国民からも賛辞!「フランスに希望をもたらした」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.20

 準決勝以降の試合を観戦したフランスのエマニュエル・マクロン大統領は、試合後にピッチ上でエムバペを慰めるも、それが「政治的パフォーマンス」と多くの国民に批判されることとなったが、後に「エムバペとチームが成し遂げたことは並外れたものだ」と称賛し、「エムバペには『君はまだ23歳にしてW杯のトップスコアラーだ』『君と同じぐらいに我々も悲しいが、我々はチーム全員を誇りに思っている』と声をかけた。彼はすでに前回大会で優勝を経験しており、2度も決勝戦に出場している」と明かしている。
 
 決勝でのハットトリックといえば、1966年イングランド大会でジェフ・ハーストがゴールライン上に落ちる疑惑のゴールを含む3得点で、母国に初の(そして唯一の)栄光をもたらし、以降は彼の代名詞ともなっていたが、56年ぶりにこの偉業を果たしたエムバペに対し、SNSで「何はともあれ、本当におめでとう、エムバペ! 私は長い期間、楽しい経験をさせてもらった」との祝福の言葉を贈った。

 イングランドのレジェンドで現在はコメンテーターとしても多くの話題を提供しているガリー・ネビルは、「試合前、エムバペがハットトリックを達成し、メッシがトロフィーを掲げるというのが完璧なエンディングだと言っていたが、実際に目の当たりにしたものは、本当に信じられない特別な試合だった」と語り、フランスのエースについては以下のように振り返った。

「大部分の時間帯で、エムバペは試合を楽しんでいなかったと思われるが、突如として火が付き、それからの彼のプレーは恐るべきものだった。どうすれば、あのようにフランスを生き返らせられるのか、本当に信じられない。アルゼンチンが80分間、試合を支配していたというのに」

 エムバペのプレーを「フランスに希望をもたらした」として称賛したフランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』は、決勝戦を観戦した国民の反応を報じているが、その中で「もし自分に息子がいたら、キリアンと名付ける」との人々のコメントを紹介。まさに、自国のエースに対する、国民の評価を端的に表わすものだと言って良いかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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