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海外サッカー

「最悪な監督に利用されるな」新天地サウジへ赴くロナウドに各方面から忠告… 人権団体からは社会的役割の要求も

THE DIGEST編集部

2023.01.06

 世界的な著名人としてピッチ外での大きな役割を期待されるロナウド。もちろん、本来の役割であるサッカー選手としての活躍にも大きな期待が寄せられているが、彼の新たなボスとなるフランス人のリュディ・ガルシアに対して厳しい言葉で批判し、彼との関係についてロナウドに警告を与えるブラジル人がいる。現役時代にリヨンで一世を風靡し、引退後はスポーツディレクターとして同クラブでガルシア監督と2年間共闘した元ブラジル代表のジュニーニョ・ペルナンブカーノだ。
 
 サッカー史に残るFKの名手は、ポルトガルのメディア『MaisFutebol』に対して「リュディとの経験は酷いものであり、私が出会った中で、最悪のキャラクターだった。彼は権力を持つ人間、利用できる者だけを尊重する。チームの成功には興味がなく、自身が注目の的になることが重要なのだ。冷淡で、計算高く、猜疑心の強い彼が一番好きな仕事は記者会見であり、その時は子どものようで、非常に幸せそうだった。そして彼は、彼は人を導く方法を知らず、ピッチ上でも最悪だった」とこき下ろし、以下のように続けた。

「彼は自分より優れた人を認識し、それを利用しようとする。ロナウドはサッカーの歴史の中で最も偉大な人物のひとりであり、レジェンドであり、リュディはそれを知っている。彼はロナウドの友だちになろうと努力し、親しくなり、そのために全力を尽くすだろう。ロナウドのような人間と懇意になることは、彼にとっては夢のようなことなのだ」

 このように、指揮官に利用されないよう“アドバイス”を受けたロナウドには、またゴシップ系のニュースも飛び交い、スペインの放送局『Telecinco』は、パートナーであるジョルジーナ・ロドリゲスさんとの仲が危機的な状況にあり、サウジ・クラブとの高額な契約だけが2人の関係を繋いでいる、と報じたが、これに対してジョルジーナさんがすぐに自身のSNSでロナウドとの写真を公開するとともに「私は22歳で人生の最愛の人に出会った」と綴って否定している。

 また、前述のブラジルの『globo』は、ロナウドのデビュー戦になると思われるサウジ・プロリーグ第12節のアル・タエー戦(1月5日に開催予定が悪天候によって翌日に延期)が、同リーグが欧米に向けてテレビやストリーミングサービスで放送を行なっていないことから、ブラジルでも観戦できないことを報じた。

このように、ロナウドに関する様々なことが世界中で報じられており、それだけ「CR7」は世界的に重大な関心事であると言えよう。これほどの注目を受ける中で、37歳の挑戦者が新天地でいかなるパフォーマンスを発揮し、サウジから何を発信するかが非常に楽しみである。

構成●THE DIGEST編集部
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