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海外サッカー

“デル・ピエロ”ゾーンからのゴールに神髄!? 止まらぬドリブルスター三笘薫を欧州メディアが多角的に評価!“ビッグ6”への飛躍も指摘

THE DIGEST編集部

2023.01.27

 そして、カタール・ワールドカップでは、ドイツ戦で「ジョシュア・キミッヒに一度も止められることなく」、スペイン戦では「“1インチ”でのアシスト」で世界に自身の存在を印象付けた彼は、復帰したブライトンで「ロベルト・デ・ゼルピ監督から、レアンドロ・トロサールの代わりにポジションを与えられた」ことにより、「現在プレミアリーグでは、彼ほどコンスタントにゴールを挙げ、アシストする選手はほかに誰もおらず、チームではより中心の役割を担うようになっている」と記事を締めている。
 

 一方、英国のサッカー専門サイト『Football Transfers』は、「三笘は、カタールW杯でアルゼンチンの優勝に重要な役割を果たしたアレクシス・マク・アリステル、世界で最も人気のあるMFかもしれないモイセス・カイセドといったチームメイトから、スポットライトを奪うことに成功した」と綴り、ブライトンの“主役”であることを強調した。

 また、「プレミアリーグの“ビッグ6”のほとんどのクラブが彼を注視している」として、トッテナム、アーセナル、リバプールだけでなく、そしてマンチェスターの両クラブではユナイテッドが「エリク・テン・ハーフ好みの選手」で、シティが「三笘に合うチームだろう」と、いずれのビッグクラブも新天地候補として可能性があると示唆。唯一、チェルシーについては「居場所はなさそう。オーナーのトッド・ポーリーの戦略は、さほど賢明ではないようだ」と皮肉っている。

 同メディアは、三笘のプレーについて「その効果を発揮するために、限られた“特性”に依存することがない。スピードに頼ることもなく、特定の状況でなければ活躍できないということもない」と主張。具体的な例を挙げながら、どのような場合にもその良さを披露できると指摘した上で、「彼はあらゆることを少しずつこなすことができ、それがプレミアリーグでの彼のプレーを非常に効果的なものにしている」と結論付けた。

 このように、現地メディアはあらゆる見地から、ブライトンの背番号22に賛辞を贈り続けているが、彼は対戦相手からのマークが厳しくなっていくであろうこの先も、その卓越した技によって、この「ブーム」を継続していくことができるか、要注目である。

構成●THE DIGEST編集部
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