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日本代表

「アーセナルは彼を制御できなかった」W杯からの“復帰戦”で鮮烈弾の三笘薫に海外メディアも賛辞!「VARが希望を砕いた」

THE DIGEST編集部

2023.01.01

相手DFのプレスをもろともせずに冷静にフィニッシュした三笘。チームを勢いづけた一撃に賛辞が相次いでいる。(C)Getty Images

相手DFのプレスをもろともせずに冷静にフィニッシュした三笘。チームを勢いづけた一撃に賛辞が相次いでいる。(C)Getty Images

 サムライが新年を最高の形で迎えた。

 現地時間12月31日に開催されたプレミアリーグ第18節で、三笘薫を擁する7位のブライトンは、冨安健洋が所属する首位のアーセナルとホームで対戦した。

 チームはリーグ首位を走るアーセナルに2-4で敗れた。だが、ブライトンで小さくないインパクトを残したのが、左サイドでスタメンに抜擢された三笘だった。

 最大の見せ場を作ったのは0-3で迎えた64分だ。直前に交代で入ったばかりの冨安からボールを奪って攻撃の起点となった22番は、ペナルティエリア内でパスカル・グロスからの絶妙なラストパスを呼び込み、右足で冷静にフィニッシュ。大差をつけられて静まり返っていたスタジアムを活気づけた。

 89分に巧みなエリア内への侵入から再びネットを揺らすも、これはVARでオフサイド判定として幻に。それでも三笘はプレミア15節のウォルバーハンプトン戦以来となるゴールを決め、存在感を大いにアピールした。

 アーセナルの主将マーティン・ウーデゴーをして「本当に難しい、厄介な相手だった」と言わしめたブライトンで、小さくないインパクトを残した日本人アタッカーへの海外メディアの評価は上々だ。地元紙『SussexLive』は、採点記事においてチーム2点目を挙げたエバン・ファーガソンとともに、トップタイの「8点」を与え、こう寸評を記した。
 
「(三笘は)ブライトンの主な脅威の1つとなった。グロスのお膳立てで、12ヤードの距離から上手くゴールも決めた。終盤に放ったシュートがオフサイドの判定を受けたのは、非常に不運だった。最後まで、アーセナルは彼を制御できなかった」

 また、米放送局『NBC Sports』は「カオル・ミトマはクリーンシートを目論んだアーセナルの狙いを台無しにした」と絶賛。そして欧州のスポーツ専門放送局『EURO SPORT』は三笘の一撃によって「崖っぷちにあったブライトンは蘇った」と振り返り、惜しくも取り消された89分の場面については、次のように描写した。

「ミトマの2点目でブライトンは、奇跡の可能性を数秒間だけ信じた。だが、日本人によるゴールは、わずか数センチのオフサイドポジションによって認められなかった。VARがミトマとブライトンの希望を小さなことで打ち砕いた」

 1年を締めくくる一戦で、目に見える結果を残した三笘。先のカタール・ワールドカップで、ブレイクを果たした25歳の勢いは増すばかりである。

構成●THE DIGEST編集部

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