フランクフルトの日刊紙『Frankfurter Allgemeine Zeitung』も、ゴール場面の日本人MFについて「鎌田の大活躍！　技術的に完璧なドロップキックでゴール右隅に突き刺した」と賛辞。一方、『Frankfurter Neue Presse』紙は「遠距離からの巧みなシュートで決勝ゴールを決めた」とこちらも得点を称賛するも、試合全体でのパフォーマンスに対しては「時折、ギクシャクした様子だった」とネガティブな面も挙げている。
  　最後に『Frankfurter Rundschau』紙は、個別評価の記事において「（３日前のブンデスリーガ第19節）ヘルタ戦同様、動きの鈍さを隠すことができず、プレーはスマートでも、クリエイティブでもなく、試合に刺激を与えることがなかった。62分まではその調子だったが、３-２とするゴールを決めると、少しは試合を楽しんだ」と、やはり90分間のプレーについては厳しい評価となった。

　なお、最終ラインの中央に君臨するも、29分の失点では自身が出したパスをセバスティアン・ロデがコントロールできずにカウンターでの失点の原因を作ってしまった長谷部だが、同メディアは彼を「優秀」の部類に入れ（鎌田は「及第点」）、寸評では「ピッチ上の絶対的な権威であり、近寄りがたく、欠点のない選手だった。背後から冷静に組み立て、常にプレーしていた。その後、チームメイトたちの不注意なミスがあったが、対処した」と、終始ポジティブに綴っている。

構成●THE DIGEST編集部
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