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海外サッカー

「理解する限り完全に無能だ」三笘薫にまつわる判定に同僚、英メディアが多事争論!一方で失点時の“ミス”に厳しい指摘も

THE DIGEST編集部

2023.04.10

 クラブはSNSで、17分、74分の場面を「カオルが素晴らしい同点ゴールを決めたが、ハンドで無効になった」「ボックス内で倒されたが、何も与えられず……」と報じた。

 公式サイトでも「アシスタントレフェリーは、ミトマが胸ではなく上腕でコントロールしていたと指摘し、長いVARチェックの後、ゴールは無効になったが、それは微妙な決定に見えた」「ボックス内でホイビェアが三笘の足を踏んだように見えた時、アルビオン・ファンの間で不信感が広がったが、VARでのチェックさえなかった」と綴られている。

 退場となったロベルト・デ・ゼルビ監督は、試合後のインタビューでは「判定やVARについては話したくない」と語りながらも、日刊紙『Daily Mail』によれば、三笘とホイビェアの件については「明らかなPK」と主張した。

 一方、ゴールを挙げたCBのダンクは、「(三笘のトラップは)腕より上だったように見えるが、VARは厳しい判定を下した。そして、(ホイビェアによる)あからさまなファウルでは導入されなかった。VARというものが理解できない」と不満を露にした。
 
 現地メディアの報道を見ると、英スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は三笘に10点満点の採点で多くのチームメイト同様に最高タイとなる「7」を与えたが、言及したのはやはり判定に関するものばかりで、「三苫のゴールはハンドで除外されたが、リプレーは彼の胸に当たった可能性があることを示している」「ホイビェアのアタックで倒れるが、VARは主審のスチュアート・アトウェルとともにノーペナルティーを示した」と、懐疑的に報じている。

 英公共放送局『BBC』は、元イングランド代表ストライカーで、現在はコメンテーターを務めるクリス・サットンの「ブライトンは今日の午後、強盗に遭った。ミトマに対して、少なくとも2つの恐ろしい決定が下された。(審判長の)ハワード・ウェッブは、彼らにもう一度謝罪することになるだろうと、私は確信している。本当に酷い」とのコメントを紹介し、「シーガルズにとっては、間違いなくフラストレーションの溜まる午後だった」と伝えた。

 また同メディアは、別の記事でも「ミトマの最初の接触は、アレクシス・マク・アリステルからのパスをコントロールしてボレーで決めた時、上腕二頭筋に当たったように見えた。さらに驚くべきは、三笘へのホイビェアのプレーにペナルティーを与えないという決定だった」と指摘。なお、三笘のプレーに対する視聴者による採点は、ダンクに次ぐチーム2番目となる「7.25」の高評価となっている。

 なお、『BBC』が放送している『Match of the Day』でコメンテーターを務めるダニー・マーフィーとアラン・シアラーも、三笘に関する判定には疑問を呈しており、前者はアトウェル主審について「ブライトンの選手たちを納得させるような謝罪、声明、説明もない……。それらの判定に、論理的な理由を見つけるのは難しい。私が理解できる限り、完全な無能だ」と糾弾した。
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