また、ブライトンの日刊紙『The Argus』によると、英国サッカーのレジェンド・ストライカーであるシアラー氏は、三笘に対するホイビェアのファウルが認められなかったことを「ひどい決定」と非難し、「デ・ゼルビ監督は今後 48 時間以内に謝罪を受けると確信している。ただ、それでも十分ではない。受け入れられない判定だ」と語っている。

　最後に各メディアの個別評価を見ると、サッカー専門サイト『90min』は採点で及第点の「６」を与え、寸評は「ハンドでゴールが認められず、妥当なPKのアピールも退けられた。チャンスはあったが、残念な午後となった」と綴られた。

　ブライトンの地元メディアでは、『Sussex Express』は「怪しいVARでのハンド判定によってゴールが認められず。活気に満ちたプレーで敵陣に攻め入ったが、ミトマのルーズなプレーによって、ケインの決勝点に繋がるホイビェアのカットバックを許した」と、失点時のプレーにも言及したが、採点はチーム２番目タイの「７」となっている。
  　一方の『Sussex Live』の採点はチーム３番目タイとなる「６」止まりで、「前半、見事なフィニッシュがハンドの判定で無効にされたのは、少しばかり不運だったと言えよう。終始、相手にとって脅威となった」とポジティブに評しながら、こちらも「トッテナムの２点目ではミスを犯し、自陣で相手にボールを与え、その数秒後にボールはゴールネットに到達していた」と失点の原因になったと指摘した。

　そして、翌日９日。プレミアリーグやフットボールリーグなどの審判に関する独立組織「Professional Game Match Officials Limited (PGMOL)」は、三笘が倒された場面でPKを与えなかったのは誤審だったとして、この判定がPKとなるべきだったことを認め、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督に謝罪したと英メディアが一斉に伝えた。

　同団体の委員長、ハワード・ウェブ氏が同監督に謝罪し、クラブ側もそれを受け入れたという。なお、ブライトンがPGMOLから謝罪を受けるのは今季で３度目である。

構成●THE DIGEST編集部

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