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海外サッカー

「クボが最も輝けなかった試合」バスク・ダービーでの久保建英に地元メディアは辛辣評価。「利己的過ぎる」との指摘も

THE DIGEST編集部

2023.04.17

 現地メディアの報道では、マドリードのスポーツ紙『MARCA』が「ラ・レアルはビルバオと同程度にシュートを放ったが、ゴールを決められなかった」と決定力の差を指摘し、そのなかで「バレネチェアとクボには良いチャンスが訪れたが、GKシモンはどちらのシュートにもうまく反応した」と報道。またライブ実況の記事では、数人の選手にプレーを阻まれたことを伝えるなかで、「この日本人選手は利己的過ぎる」とネガティブに指摘している。

 また同メディアの3点満点の採点では、大多数のチームメイト同様に「1」止まり。一方、『AS』紙の個別評価の記事では、「前回(17節)のダービーの時の彼ではなかった。非常に攻撃的であり、常に相手に対して仕掛けていたが、今回ばかりは(対峙した)ユーリ・ベルチチェが明らかに勝っていた」と、終始ネガティブな内容の寸評となった。

 続いて、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は個別評価において、久保を「スナック菓子」と表現し、「ベルチチェはそれを貪り食った」とマーカーが上回ったことを示唆。「クボはボールを求め、狙いを定め、仕掛けたが、今回は相手に対して上手くいかなかった。彼が最も輝けなかった試合だ。歓喜の瞬間となり得たペナルティーエリア内での至近距離からのシュートは、シモンの足に防がれた」とネガティブに評している。
 
 バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は10点満点の採点で、ミケル・オジャルサバルと並んでチーム最低となる「2」をこの日本人アタッカーに与え、寸評も「何も起こせなかった。(対峙した)ユーリは非常に積極的で、時にはやりすぎというほどのプレーで、久保の存在を完全に打ち消した。久保は最後まで、このマーカーを置き去りにすることはできなかった」と、寸評も厳しいものとなった。

 最後にサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「日本人選手は好調ではなく、スピードと気迫が満ち溢れるなかでも、多くの時間帯で良いプレーを見せることはできなかった。しかし、多大な努力を払っており、非難すべきものは何もない」と、良い点と悪い点の両方を挙げ、採点はチーム2番目タイながらも及第点に満たない「5」と、こちらも厳しい評価が下されている。

構成●THE DIGEST編集部

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