チェルシーといえば、シーズンに入って間もない時期にグレアム・ポッター監督を引き抜かれた因縁の相手であり、ゆえに同メディアは「6200万ポンド（約100億円）のマルク・ククレジャ（今季開幕直前に移籍）はベンチに留まり、ポッターは2100万ポンド（約34億円）でサッカー史上最も高額な監督だったが、わずか７か月で解任された」と、ここでも皮肉を忘れていない。
  　さらに、「フランク・ランパード監督がスタンフォード・ブリッジで指名したイレブンの総額（獲得に費やした金額）は、ブライトンが122年間にわたって費やした金額を上回る。なお、ロベルト・デ・ゼルビ監督のチェルシー戦でのメンバーは総額5280万ポンド（約85億円）である。過去10か月間、チェルシーはブライトンからヘッドコーチ、アシスタントヘッドコーチ、ファーストチームコーチ、アタッキングコーチ、GKコーチ、リクルート部門の責任者、リクルートスペシャリスト、選手を略奪してきた」と、同メディアは指摘する。

　そして、「そんなチェルシーがブライトンから買えなかったのが、勝点だ。ブライトンはこの７か月間で、それ以前には勝ったことがなかったチェルシーから勝点６を奪っている。これはトッド・ボーリー（チェルシーのオーナー）にとっては、どんなに金をかけても隠せない恥である」とも綴った。

　スタッツでも敵地で金満クラブを上回り、２人の選手（ヨエル・フェルトマン、エバン・ファーガソン）が前半途中で負傷退場というアクシデントにもめげることなく、その交代選手２人（そのひとりのエンシソについては「チェルシーがエンソ・フェルナンデスを獲得した金額で10人は買える」と指摘）がゴールを挙げるという、まさにブライトンにとっては痛快で、最高の一戦となったことを同メディアは強調した。

構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「危険な男であり続けた」三笘薫、左サイドでの無双でチェルシー撃破に貢献！現地メディアは 「茫然としてしまった」 と驚き

【関連記事】三笘薫の得点無効だけでない…トッテナム戦の“疑惑の判定”を英紙が検証！ 専門メディアは誤審連発の原因をどう見ているのか？

【関連記事】「彼は無慈悲だ」クラブ史に名を刻んだ三笘薫に賛辞止まず！ 英BBCは「ミトマなしにはやっていけない」と絶賛