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海外サッカー

ミラン、16年ぶりのCL4強入り! 殊勲のレオンは35年前のゴールの再現に「素晴らしい」と感動!!

THE DIGEST編集部

2023.04.20

 そんなポルトガル代表FWが先制時に見せた、自陣からドリブルを開始して複数の相手選手をかわし、ペナルティエリアに侵入してフリーのジルーに優しいラストパスを通したプレーは、ミラニスタたちに35年前の光景を思い起こさせた。ルート・フリットが高速ドリブルで自陣からゴール前までボールを運んで折り返すと、マルコ・ファン・バステンが難なく無人のゴールに流し込んで決勝点を挙げた1987-88シーズンのセリエA第28節(全30節)の大一番だ。
 
 前節に、英雄マラドーナ擁する王者ナポリが5節からキープしてきた首位の座を奪取したミランは、この敵地での直接対決で勝利してリードを広げ、残り2節を逃げ切って9年ぶりにスクデットを獲得。1986年にシルビオ・ベルルスコーニ体制が始まって以来、最初のビッグタイトルであり、これが長い黄金時代の幕開けともなった。その象徴的な一戦とも言えるナポリ戦の決勝点と酷似した今回のゴールは、ミラン側にとっては縁起の良いものであり、彼らの期待をより高めるものとなっているようだ。

 レオンは、インタビューでこの点を指摘されると、「イエス。フリットとファン・バステンによるゴールは見たことがあるが、ほとんど同じだった」と自身でも認めた後、「ミランのユニホームを着て歴史を創ってきた偉大な選手のそれと似たようなプレーができたなんて……素晴らしい」と感動を隠さなかった。

 こうして、実に16年ぶりとなる準決勝の舞台に上がることになったミラン。前回、4強入りを果たした際には、準決勝でマンチェスター・ユナイテッド、決勝でリバプールを下して通算7度目の欧州制覇を果たしたが、当時のメンバーは、現在はクラブのスポーツディレクターを務めるレジェンドのパオロ・マルディーニを筆頭に、ジダ、アレッサンドロ・ネスタ、ジェンナーロ・ガットゥーゾ、クラレンス・セードルフ、アンドレア・ピルロ、カカ、フィリッポ・インザーギ、カフーら、ビッグネームがメンバーに名を連ねていた。
 
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