日刊紙『THE SCOTSMAN』は、採点ではチーム２番目となる「８」とし、寸評は「オライリーが倒れた時、前田は止まることを拒否し、レンジャーズが“昼寝”したのを見逃さず、クロスを入れてジョッタの先制ゴールをお膳立て。エネルギーに満ち溢れており、よく走り、気を抜くことがなかった」とポジティブな内容に終始した。
  　一方、『THE SCOTTISH Sun』紙は「左サイドに配置されていたが、精力的に右サイドでもプレーし、このポジションでレンジャーズがプレーを止めた時、ルーズボールをモノにしてジョッタの先制ゴールを生み出すクロスを入れた」と綴り、こちらも採点はチーム２番目となる「８」という高評価を下している。

　こちらも同採点とした『The Herald』紙は、「試合開始から日本代表選手はスピーディーであり、彼はタバーニアにとって常に脅威となった。レンジャーズのDF陣のミスに飛びつき、見事なクロスでジョッタの先制点をアシストした」と称賛。『Daily Record』は「タバーニアとの素晴らしいバトルを展開。素晴らしいクロスをジョッタに提供した。前田は止まることなく、エクセレントだった」として、採点は同じく「８」ながら、こちらはチーム最高タイだった。

　スコットランドのサッカー専門サイト『footballscotland』は「９」を与えるとともに、彼を「マン・オブ・ザ・マッチ」に選定。「セルティックのデュラセル・バニー（電池メーカーのマスコットで耐久性が高い）は、電光石火の速さと絶え間ない運動量で、タバーニアにとってのコンスタントな脅威となった。チャンピオンになるため、ジョッタへの素晴らしいクロスを生み出した」と綴っている。

　グラスゴーの地元メディアでは、『Glasgow World』が「非常に良かった。相手にとって真の脅威であり、ノーマークのジョッタを先制ゴールに導くため、思考の迅速さを示した。何度か、相手にとって危ないエリアに侵入し、コナー・ゴールドソンからプレッシャーをかけられながらも、至近距離でシュートを放った」と評し、チーム最高タイの「８」。そして、同採点とした『Glasgow Live』は、以下のように称賛した。

「セルティックの絶対的な主力選手。ボールを奪うために絶えず動き回り、ジョッタの先制ゴールを生み出す重要なクロスを提供した。トッド・カントウェルへのファウルで警告を受けたが、試合を通してバトルにおいて決して諦めることなく、彼が監督から厚い信頼を置かれている理由を示してみせた」

構成●THE DIGEST編集部
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