英国公共放送『BBC』も、トリビアとして「古橋の得点時間（３分28秒）は、アトレティコにとっては2009年12月のCLポルト戦でブルーノ・アウベスに開始１分21秒でゴールを献上して以来の、早期失点の記録となった」と綴り、視聴者による採点では古橋がチーム５番目の「6.69」、前田が３番目の「6.90」となった。

　イギリスの日刊紙『The Guardian』は、「試合開始から５分以内に、古橋がオライリーとのワンツーを経て、オブラクの目前でボールを軽やかにゴールへ流し込んだ。日本人FWのゴールはCLで２試合連続のものであり、大きな称賛に値するものでもある」と、古橋のゴールをポジティブに評している。

　スコットランドの日刊紙『THE SCOTSMAN』も、「古橋とオライリーの連携により、アトレティコは簡単に切り裂かれた。このコンビネーションは、前節ラツィオ戦での日本人ストライカーによる先制点に似た、魅力的なものだった。その時と同様、パス交換後の古橋の狙いはウィリアム・テルよりも的確であり、彼はオライリーからの豪華なクッションパスを受けると、ボールをゴールの左隅に誘導した」と、絶賛した。
  『THE SCOTTISH Sun』紙は、「古橋とオライリーが再び連携してスペインのチームを驚かせた」と報じ、また開始７分でハムストリングを痛めて涙の退場を余儀なくされた旗手怜央についても「残酷な形で彼の夜は終わった」と言及。採点では、古橋、前田ともに「７」の高評価が下され、前者には「右足で見事なコントロールを見せて、左足で至近距離からフィニッシュ」、後者には「驚異的な運動量と、対峙するハビ・ガランに対する精力的な対処。その後、パルマにクロスを供給した。後半はトロイのように頑強だった」と、寸評が綴られている。

　対して『The Herald』紙は、前田の採点を最高タイの「８」とし、「彼のポジティブな特徴が輝いた。前半はアトレティコに多くの問題を引き起こし、パルマのゴールをアシストした」と称賛。古橋については「巧妙なフィニッシュで、早い時間帯にゴール。その動きは初期に問題を引き起こしたが、試合が進行するにつれて影が薄くなった」と振り返り、「７」とした。