欧米メディアでは、イギリスの日刊紙『The Guardian』は「日本が盛り返し、イラクとともにベスト16へ」、フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』は「インドネシア相手に試合を支配し続けた末に、日本はついにラウンド・オブ16の切符を手にした」、同国の放送局『FRANCE24』は個々の選手に関心を示し、「森保監督は全く新しい守備陣を導入したが、イラク戦でもミスを犯し、試合後にネット上で人種差別的な誹謗中傷を受けたGK鈴木彩艶を信頼し続けた」と綴っている。
続いて、イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、「ベスト16進出の権利は、強く意欲的な日本に与えられた。技術的にはあまり輝かしい試合ではなかったが、ボールポゼッションでは日本が支配した。上田の2得点が試合を一方向に導き、元ボローニャの冨安健洋の守備力も良好、久保建英と遠藤航も中盤で良い仕事をした」と、ポジティブに評した。
ドイツのスポーツ紙『kicker』は、「先制後、日本はずっと試合を支配したが、圧倒的な場面は滅多になかった。(中略)後半に入ると、日本はより目的を持ってプレー。特にフライブルクの堂安は大いに活躍し、低いクロスで見事に上田の2点目をアシストした」と、自国でプレーする選手に賛辞を贈っている。
また、スペインのスポーツ紙『MARCA』は「久保が先発出場した日本は、インドネシアに対して楽な展開で試合を進めた」とこちらも自国リーグ所属選手に言及。上田が得た先制のPKに対しては「疑わしい」と指摘し、「日本は優れており、もっと多くの得点に値したが……彼らには決定力が不足していた」と前半の攻撃について問題点を挙げたが、堂安の後半にプレーには賛辞を贈り、そのクロスを「キャラメル(なめらかさや甘美さの意)」と表現した。
スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、「これまでの説得力のないプレーをめぐる話題は多かったものの、最終的に日本はベスト16入りという最初の仕事を果たした。数学的には、考えられない早期敗退に見舞われる可能性はあったサムライブルーだが、わずか5分で先制した瞬間から、一度も危険に晒されることはなかった」と伝えている。
続けて、「少なくとも森保監督は、優勝の資格に大きな疑問を抱かせたイラク戦の時よりも大幅に改善された試合内容に勇気づけられたことだろう」と綴った同メディアは、「上田は前田大然や浅野拓磨に先んじてスタメンの座を守るのに十分な努力をした。同様に、堂安、旗手怜央、中山雄太もチャンスを掴んだ」と、好印象を抱いた選手を挙げた。
最後に、ブラジルの総合メディア『Globo』は、上田をこの試合の最高殊勲者に選定し、「CFの役割を果たし、得点という最も重要なことを成し遂げた。1点目は自身が得たPK、2点目は巧みなポジショニングに決めた。ハットトリックを阻まれたのは、シュートが相手DFに当たったからだ。今大会通算3点目となり、カタールのアクラム・アフィフと並び、イラクのアイメン・フセイン(5点)の後につけている」と寸評を記述。10点満点の採点では「7.5」で、これに堂安と冨安が「7」で続いている。
同メディアは、チーム全体について「今大会はまだ完全に納得のいく結果を残せていないが、この試合ではこれまでで最高のパフォーマンスを見せた」と評価したものの、一方で失点の場面を「誰もウォルシュ(得点者)をマークしておらず、GK鈴木は少なくとも防御可能なシュートを通された」と指摘し、「3試合で5失点を喫した守備体制に不安が残る。これは、現時点で16強入りしたチームの中では最悪(パレスチナと同失点)と同じものだ」と、今後に向けての懸念点を示した。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】「キャラメルのよう」なクロスから上田綺世が2点目を決めた!
続いて、イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、「ベスト16進出の権利は、強く意欲的な日本に与えられた。技術的にはあまり輝かしい試合ではなかったが、ボールポゼッションでは日本が支配した。上田の2得点が試合を一方向に導き、元ボローニャの冨安健洋の守備力も良好、久保建英と遠藤航も中盤で良い仕事をした」と、ポジティブに評した。
ドイツのスポーツ紙『kicker』は、「先制後、日本はずっと試合を支配したが、圧倒的な場面は滅多になかった。(中略)後半に入ると、日本はより目的を持ってプレー。特にフライブルクの堂安は大いに活躍し、低いクロスで見事に上田の2点目をアシストした」と、自国でプレーする選手に賛辞を贈っている。
また、スペインのスポーツ紙『MARCA』は「久保が先発出場した日本は、インドネシアに対して楽な展開で試合を進めた」とこちらも自国リーグ所属選手に言及。上田が得た先制のPKに対しては「疑わしい」と指摘し、「日本は優れており、もっと多くの得点に値したが……彼らには決定力が不足していた」と前半の攻撃について問題点を挙げたが、堂安の後半にプレーには賛辞を贈り、そのクロスを「キャラメル(なめらかさや甘美さの意)」と表現した。
スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、「これまでの説得力のないプレーをめぐる話題は多かったものの、最終的に日本はベスト16入りという最初の仕事を果たした。数学的には、考えられない早期敗退に見舞われる可能性はあったサムライブルーだが、わずか5分で先制した瞬間から、一度も危険に晒されることはなかった」と伝えている。
続けて、「少なくとも森保監督は、優勝の資格に大きな疑問を抱かせたイラク戦の時よりも大幅に改善された試合内容に勇気づけられたことだろう」と綴った同メディアは、「上田は前田大然や浅野拓磨に先んじてスタメンの座を守るのに十分な努力をした。同様に、堂安、旗手怜央、中山雄太もチャンスを掴んだ」と、好印象を抱いた選手を挙げた。
最後に、ブラジルの総合メディア『Globo』は、上田をこの試合の最高殊勲者に選定し、「CFの役割を果たし、得点という最も重要なことを成し遂げた。1点目は自身が得たPK、2点目は巧みなポジショニングに決めた。ハットトリックを阻まれたのは、シュートが相手DFに当たったからだ。今大会通算3点目となり、カタールのアクラム・アフィフと並び、イラクのアイメン・フセイン(5点)の後につけている」と寸評を記述。10点満点の採点では「7.5」で、これに堂安と冨安が「7」で続いている。
同メディアは、チーム全体について「今大会はまだ完全に納得のいく結果を残せていないが、この試合ではこれまでで最高のパフォーマンスを見せた」と評価したものの、一方で失点の場面を「誰もウォルシュ(得点者)をマークしておらず、GK鈴木は少なくとも防御可能なシュートを通された」と指摘し、「3試合で5失点を喫した守備体制に不安が残る。これは、現時点で16強入りしたチームの中では最悪(パレスチナと同失点)と同じものだ」と、今後に向けての懸念点を示した。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】「キャラメルのよう」なクロスから上田綺世が2点目を決めた!
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