専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外サッカー

クロップ監督の今季限りでのリバプール退任に「変革の時代が終わるという絶望感」と英紙…専門メディアはドイツ人智将の「後任」と「今後」を予想

THE DIGEST編集部

2024.01.29

 もちろん現地メディアからはすでに、クロップ監督の後任人事について様々な報道がなされている。その中でサッカー専門サイト『Football365』は、同国の大手ブックメーカーによるオッズを参考に、現時点で候補となる10人を以下のようにランク付けして紹介している。

1位:シャビ・アロンソ(現レバークーゼン)
2位:ロベルト・デ・ゼルビ(現ブライトン)
3位:ペピン・ラインダース(現リバプール・アシスタントコーチ)
4位:ユリアン・ナーゲルスマン(現ドイツ代表)
5位:ルベン・アモリム(現スポルティング)
6位:ウナイ・エメリ(現アストン・ビラ)
7位:ジネディーヌ・ジダン(現フリー)
8位:エリク・テン・ハフ(現マンチェスター・ユナイテッド)
9位:ディルク・カイト(現ADOデン・ハーグ)
10位:スティーブン・ジェラード(現アル・エティファク)

 1位のシャビ・アロンソについては、「あまりにも完璧すぎる組み合わせだ。元リバプールのMFは現在、レバークーゼンを率いてブンデスリーガの首位に立っている。もし今季、バイエルンの統治に終止符を打つなら、これ以上に最適な時期はない。このスペイン人は2026年までドイツのクラブと契約を結んでいるが、リバプール、バイエルン、レアル・マドリーからオファーが届いた場合には、これを破棄できるという条項が組み込まれているとの報告もある」と綴っている。
 
 また、もうひとつの大きな興味の焦点は、退任後のクロップの去就だ。彼は来季については、「少なくとも1年間は、クラブや代表チームを率いる気はない」「イングランドでは、リバプール以外のクラブの監督を務めることは100%ない」と明言しているが、それ以外でも選択肢は豊富にあり、また引く手はあまたであろう。

 これについても『Football365』は言及しており、「引退」「テレビコメンテーター」「ドイツ代表監督」「イングランド代表監督」「マドリー、バルセロナ、バイエルンの監督」の5つの可能性を挙げたが、代表チームの指揮に対しては2国ともにタイミングの問題で可能性は低いとしており、クラブレベルでは「どのクラブにとっても魅力的な選択肢」としながら、なかでも「マドリーは長期的に関心を寄せてきたクロップの起用を検討するかもしれない」と予想した。

 バルサではシャビも今季限りでの退任を表明しており、欧州ビッグクラブの監督人事は大きな動きを見せるかもしれないが、選手同様にこちらのストーブリーグにも要注目である。また、クロップ監督がリバプールでのラストシーズンをどのような形で終えることになるのかも、しっかり見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】FAカップ4回戦 リバプール対ノーリッジ戦ハイライト
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号