専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外サッカー

「こんなに走り、ドリブルするとは思わなかった」ネイマール、古巣サントスでの再デビューに好感触! 母国メディアは「現時点ですでに圧倒的な違いを…」

THE DIGEST編集部

2025.02.07

 古巣再デビュー戦のプレーは、完全なコンディション下でのものでなかったのは明らかだが、彼は「もう少しでゴールを挙げられそうだったけど、別の場面ではシュートを外してしまった。まだ100%の状態じゃないから、今後プレー時間を増やす必要がある。正直、こんなに走って、こんなにドリブルするとは思っていなかったよ。でも、あと4、5試合すれば、もっと良くなると思う」と楽観的な見解を示した(総合サイト『Globo』より)。
 
「今日はもっと長くプレーすることもできたけど、焦らずにいこう。時間をかけて調整するよ。今日は凄く良い感触だったし、思ったよりも走れたのが意外だった。自分のプレーには満足しているし、本当にホームに戻ってきた気分だ。ピッチの上にいるのが何より好きなんだ。ただ、誕生日(2月5日で33歳に)を引き分けという少し苦い結果で終えたのは残念だ。ファンには、もう少し忍耐強く待っていてほしい。このチームはもっと良くなり、きっと喜びを届けられるから」

 こうしてブラジルでの新たな一歩を踏み出したネイマールだが、彼の目標はサントスでの勝利だけでなく、母国代表チームでの活躍と来夏の世界タイトル獲得だ。「ワールドカップに向けた準備は、もうずっと前から始まっている。怪我をした時から、常に目標は復帰して『セレソン』でプレーすることだった」と思いを明かした彼は、「自分がどんな選手なのか、そして自分がここまで築き上げてきたものを理解しているつもりだ。だからこそ、100%の状態に戻して、再び代表ユニホームを着られるように全力を尽くすよ」と意気込んだ。

 対して『Globo』は、ネイマールの古巣復帰、そして久々のプレーを受けて、「予想以上に(時間的に)長く、そしてクオリティーの高いプレーを披露。彼がピッチに立った後に失点して引き分けるなど、サントスのファンにとっては悔しい結果となったが、それ以上に10番の示したポジティブな兆候の方が重要だった」と、高い評価を下している。

「現時点でも、彼はすでに圧倒的な違いを見せつけている。ピッチに立ってからわずか数分で、なぜ彼がピッチ上の誰よりも優れているのかを思い出させてくれた。他の選手には見えていないスペースを見つけ、誰も想像できないプレーを生み出し、彼にしか持ち得ないスキルを発揮したのだ。怪我明けで、試合勘が完全に戻っていない中でも、この33歳はブラジル国内リーグでは圧倒的な存在感を示せることを証明した」

「3月にブラジル全国選手権が開幕すれば、彼はさらに競争の激しい環境に身を置くことになる。そしてセレソンでは、コロンビア、アルゼンチンとの厳しいW杯予選を控えており、ドリバル・ジュニオール監督はすでにネイマールを招集する意向を示している。そんな中で、この復帰がどこまでの成功に繋がるのか。そして、2026年のW杯でどれほど決定的な存在になれるのか。彼の挑戦は、まさにここから本格的に始まる」

 母国に活躍の場を移したネイマール。今後のパフォーマンスがどこまで上向くのか注目されるところだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】サントスがネイマール復帰動画を作成「#王子様が帰ってきた」

【動画】前田が開始50秒の先制ヘッドを含む全3得点に絡む大活躍!

【記事】直近11試合で10ゴールのロドリゴを巡り、マドリーでポジション論争が勃発!「ヴィニシウスは不動の存在だが、ロドリゴが常時左サイドでプレーすれば…」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号