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海外サッカー

「全てが完璧」と絶賛された超美弾から「現実離れしたセーブ」まで! 先週末に欧州主要リーグで輝きを放った日本人選手たち

THE DIGEST編集部

2025.02.19

 一方、フランスのリーグ・アンでは、モナコがナントを7-1の大差で一蹴したが、ここで1ゴール2アシストを記録したのが南野拓実だ。44分にクロスでミカ・ビエレスの先制ゴールをお膳立てすると、その1分後には自ら縦のロビングパスにテクニカルなダイレクトボレーで合わせて勝ち越し点(決勝点)をゲットし、49分にもエリース・ベン・セギルにラストパスを通した背番号18は、さらに54分にはパスが相手に当たって得点者ビエレスにボールが渡るという形で4点目にも関与したのだった。

 フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』は、10点満点の採点で「8」を南野に与えて、リーグ・アン第22節の「ベストイレブン」に選出(今季初)。同国のサッカー専門サイト『maxifoot.fr』も最も優れた11人のひとりに彼の名を挙げ、「試合を変えた1分間の主役! それまでの44分間はほとんど目立たなかったものの、モナコの左ウィンガーはハーフタイム直前に目を覚ました。(中略)そして後半が始まるとすぐに、再び輝きを放った」と、彼の61分間のプレーを振り返っている。

 対して、ウォルバーハンプトン戦での遠藤航にはこうした派手な活躍はなかったが、71分にピッチに登場して「クローザー」の役割を果たすと、リバプールの「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」の栄誉を手に! 英国の日刊紙『The Guardian』の「プレミアリーグ第25節の注目ポイント10」という記事でも、この献身的な日本代表キャプテンが取り上げられている。
 
「ウルブスがマテウス・クーニャの見事なゴールで追い上げると、アルネ・スロット監督はすぐ動き、遠藤を投入した。指揮官にとって遠藤は、『試合を締めるスペシャリスト』だ。今季、彼が途中出場した後にリバプールがリーグ戦で失点を喫したことは一度もない。その神がかり的な記録は、この試合でも維持された」

 そしてイタリアでは、パルマの鈴木彩艶が好守を連発。ここ数試合では現地メディアからネガティブな見方もなされていた守護神は、セリエA第25節ローマ戦で至近距離からのシュートを抜群の反応で弾き、ファーサイドでこぼれ球を詰めた相手のシュートに対しても懸命に腕を伸ばしてゴールライン上でこれを止めるというスーパーダブルセーブを披露し、チームは0-1で敗れたにもかかわらず、彼自身は最高評価を得ることとなった。

 イタリアの大手日刊紙『CORRIERE DELLA SERA』は、「鈴木はアナス・サラー=エディンの決定的なシュートに対し、まるで現実離れしたセーブを見せて、0-2となるのを防いだ」と改めて伝え、25節で印象的だった選手や監督を採点で評価する記事の中で、この日本代表GKには「8」の高採点を付与し、人気サッカー漫画『キャプテン翼』のイタリア翻訳版『Hooly e Benji』からGKのキャラクターの名を引用して「ベンジ風のセーブ」と表現している。

構成●THE DIGEST編集部
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