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日本代表

「世界で最も象徴的」マンUの新スタジアム建設にクラブ、ファン、近隣住民も期待! 一方で懸念される「資金繰り」への“秘策”は!?

THE DIGEST編集部

2025.03.15

オールド・トラフォードで行なわれたELラウンド・オブ16のレアル・ソシエダ戦は4-1で完勝。マンチェスター・Uが強入りを決めた。(C) Getty Images

オールド・トラフォードで行なわれたELラウンド・オブ16のレアル・ソシエダ戦は4-1で完勝。マンチェスター・Uが強入りを決めた。(C) Getty Images

 スタジアム建設には、約20億ポンド(約3800億円)を要するとされる。グレーター・マンチェスター市長のアンディ・バーナム氏は、「これが上手くいけば、経済効果は2012年のロンドン・オリンピックよりも大きく、より良いものになる可能性がある」と期待を寄せているが、「公的資金は一切提供されない」「資金はクラブが調達することになる」とも強調している(英国公共放送「BBC」より)。
 
 10億ポンド(約1900億円)とされる巨額の負債を抱える中での、こうした大きな動きについては、クラブのCEOであるオマール・ベラダ氏は「リスクである」と認めており、「我々は新しいスタジアムを建設している間も、チームへの投資能力を損なうことなく、競争力を維持したいと考えている」と語っている。

 スタジアム建設が財政を圧迫した結果、最も大事な“商品”であるはずのチームに悪影響が及ぶというケースは、古くはバルセロナ、近年にもプレミアリーグではアーセナル、トッテナムなどで見られたが、マンUがこれを回避するために「検討しているのは、建設期間を短縮し、5年以内に新しいスタジアムを完成させることだ。その間に財務状況を立て直して黒字化を達成することで、非常に競争力を持つことができるだろう」(ベラダ氏)。

このフランス人CEOは、長く低迷しているチームの立て直しのために招聘したルベン・アモリム監督に対しても期待を隠さず、「ルベンを指揮官として、新しいスタジアムをオープンできたら素晴らしい」と語ったが、ソフト、ハードの全てにおいて世界に誇れるかつての「赤い悪魔」の栄華を取り戻すことができるか、プロジェクトの動向を見守り続けたい。

構成●THE DIGEST編集部
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