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海外サッカー

「理想的と言えない」連係不足が指摘されるエムバペとヴィニシウスの関係について有識者からは様々な見解! マドリーOBは「親密さは必須でない」

THE DIGEST編集部

2025.03.13

エムバペ(左)とヴィニシウス(右)のコンビネーションは今後、息が合ってくるのか。(C)Getty Images

エムバペ(左)とヴィニシウス(右)のコンビネーションは今後、息が合ってくるのか。(C)Getty Images

 ラ・リーガ、チャンピオンズリーグのディフェンディングチャンピオンであるレアル・マドリーは今季、キリアン・エムバペというスーパースターを迎え入れたことで、さらに強さを増すことが期待された一方、チームのバランスが崩れるのではないかという懸念も示されていた。
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 序盤はなかなか結果を残せずにいたものの、徐々にチームに馴染んで本領を発揮し始めたフランス代表のエースだったが、昨季二冠の原動力となり、2024年のバロンドール有力候補(結果は2位)にも挙げられたヴィニシウス・ジュニオールとのコンビネーションについては、シーズン終盤に突入した今なお、ネガティブな見方が少なくない。

 スペインのラジオ局『Cadena SER』のスポーツ番組『Carrusel Deportivo』で、著名なジャーナリストのアントン・メアナ氏は、「両選手はピッチ上での理解に欠けており、双方が本来の実力を発揮できていない要因となっている」と指摘。スポーツ紙『MARCA』も、「実際、マドリーがラージョ・バジェカーノに勝利(2-1)したリーガ第27節では2人ともゴールを決めたが、観客席では『もっとできるはずだ』という不満が燻っている」と綴っている。
 
 同局の別の番組『El Larguero』は、関係者のコメントとして、「エムバペはクリスティアーノ・ロナウドとよく似ている。2人とも、キャプテンというよりリーダーだ。そして、この特質は自然に受け入れられ、ジュード・ベリンガムやロドリゴもそれを認めていることで、ピッチ内外で彼らは上手く共存しており、関係も親密なものとなっている。一方で、エムバペとヴィニシウスは“良い関係”程度に留まっている。兄弟のような関係ではない。悪くはないが、理想的な関係とも言えない」との見解を示した。

 アントン氏も、「2人は特別に親しいわけではないが、かといって敵対しているわけでもない。ただ、それぞれのスタイルや性格が異なっていることから、ピッチ上での相性が必ずしも良いわけではない」と番組内で語っており、これが世界最強の前線コンビの破壊力発揮を妨げている要因のひとつだとしている。
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