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海外サッカー

CL4強入り決定も“冷や汗”のセカンドレグに…「震えていた」パリSGと「致命的なミスを繰り返した」バルサに厳しい指摘!

THE DIGEST編集部

2025.04.16

 バルサでは、86分間のプレーでボールタッチわずか27回、シュートなしに終わったエースストライカーのロベルト・レバンドフスキが、「自分たちで緊張と不安を生み出してしまった」と反省し、自チームのプレーをダメ出ししてみせた。

「中盤のコントロールが足りなかったし、ミスが多すぎた。ボールを失い、パスをプレゼントしてしまい、相手にとって楽な展開になった。今日の試合はしっかりと分析する必要がある。もしミスをして負ける必要があったとすれば、それがこの段階で良かった。この先、こういったミスは許されない。我々はドルトムントにチャンスやゴールを与えてしまった。もしかしたら、これは我々が必要としていた警鐘だったのかもしれない。この経験から学ぶべきだ」

 もちろん、外部からも厳しい見方がなされており、パリSGに対しては、元フランス代表MFのエマニュエル・プチが、『RMC SPORT』の番組内で「最初の20分間であれだけ支配できて、2戦合計5-1とリードしていたのに、突然気の緩みとともに、プレーにある種の傲慢さが出て、何週間も築いてきた強さの原則を忘れてしまった。以前はプレッシャーがかかっていてもボールを後方からしっかり繋いでいたのに、あの時は何度もクリアで逃げていた」と指摘している。
 
「私はパリSGの選手たちが震えているのを見た。過去の亡霊たちが徐々にピッチに戻ってきていた。彼らは常にロングボールを蹴り、もうビルドアップができなくなっていた。完全に怯えていた。こんな光景は、もう二度とパリSGでは見ないだろうと思っていた。守備も完全に崩壊しており、何とか凌いでいるだけだった。彼ら自身、過去の悪夢が戻ってきているのを感じていたはずだ。これは教訓とするべきだ」

 対して『MUNDO DEPORTIVO』紙は地元クラブの苦戦ぶりを振り返り、「バルサは昨日、身をもって思い知らされた。『CLで油断したり、集中を欠いたりすれば、痛い目を見る』と。初戦で4-0の勝利を収めた後では、100%の集中力で試合に臨むのが難しいのは人間として当然だ。準決勝を見越してハンジ・フリック監督が選手を温存したのは理解できる判断だが、何より受け入れがたいのは、昨季のファイナリストに対し、短時間であれほど多くの致命的なミスを繰り返したことだ」と綴った。

 そして、具体的に失点時のミスの数々を指摘した上で、「これにより、バルサファンの多くは、ローマ、リバプール、リスボンで味わった過去の悪夢を思い出さずにはいられなかった。バルサは準決勝に進出したが、『温存』はもう終わりだ。どんなスコアであっても、だ」と主張。さらに、「ああそれから、白のパンツはもうやめよう。あれには、何かある」とも付け加えている。

構成●THE DIGEST編集部

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