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海外サッカー

「最も輝いていた」久保建英、ホーム最終戦勝利で地元メディアから最高評価! PK誘発&好シュートで「常に脅威」

THE DIGEST編集部

2025.05.20

 バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、久保のPK獲得の場面を「主審は迷わず笛を吹いた! 久保がペナルティーエリア内でボールを受け、シュートフェイントから細かいタッチでボールをコントロールしようとしたその瞬間、ヤセル・アスプリージャが足を出して、ラ・レアルのアタッカーの足首に接触。これは疑いの余地がなかった」と伝えている。
 
 こちらの個別評価では、彼のプレーを「無得点」と表現して総括。「得点から遠ざかっている悪い流れを断ち切ろうと、あらゆる形でゴールを狙った。良いシュートもあったし、エリア外からの見事なボレーもあったが、これがデビュー戦となった相手GKヴラディスラフ・クラピブツォフを打ち破ることはできず。以前の試合よりも動きは良く、キレもあった。ただし、後半になると精彩を欠いた」と寸評を記した。

 続いて日刊紙『El Pais』は、「ソシエダはよりアグレッシブに前に出て、久保が右サイドから攻撃を牽引。ゴールライン際まで何度も突破し、ジローナの守備陣をサイドからのクロスで苦しめた」「後半はジローナの開始直後の猛攻もあり、ボールポゼッションや久保を見つけるのに苦しんだラ・レアルは失速」と、久保がチームの攻撃に与える影響の大きさを強調している。

 そして地元バスク・ギプスコアの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は、「悲惨なシーズン最終盤で、唯一の希望だった日本人選手は、この日もその機動力、意欲、そしてクオリティーで試合にスパイスを加えてくれた」「前半アディショナルタイム、久保は今季屈指のゴールになり得るボレーを放った」と称賛。ちなみに彼のPK獲得への言及では、「シーズン中は重要な場面でことごとく無視されてきたような接触。まるで『今回はこれで文句言うなよ』とでも言わんばかりの、慰めのような判定だった」と審判への“恨み節”を展開した。

 10点満点の採点ではチーム単独最高の「7」を付与して、この試合の「ベストプレーヤー」に選定。「悲しい終わり方となった今季において、ラ・レアルで最も良かった選手、あるいは唯一評価に値する存在だった。常にチャレンジし、決して恐れず、勇敢で競争心に溢れていた。PKを誘発し、もう少しでスーパーゴールという場面も2度あった。プレッシングを止めることなく、常に脅威に。ただし、後半はやや苦しんだ」と評している。

構成●THE DIGEST編集部
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