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Jリーグ・国内

ブレイク必至の大卒ルーキーコンビ、FC東京の安部柊斗&紺野和也が語った本音【独占インタビュー前編】

白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

2020.04.10

期待のコンビは、お互いに刺激し合う良い関係を築いているようだ。写真:田中研治

期待のコンビは、お互いに刺激し合う良い関係を築いているようだ。写真:田中研治

――大学とプロの決定的な違いは?

安部:プレー以外のところで答えてもいいですか?

――もちろんです。

安部:圧倒的に違うのは、スタジアムの観客数です。大学サッカーは1000人ぐらいですからね。

――清水とのリーグ開幕戦に途中出場した紺野選手は、観客数(1万7549人)に圧倒された?

紺野:(試合会場となったIAIスタジアム日本平は)ほぼ満席で、そんなシチュエーションでの試合は初めての経験でした。良い雰囲気の中で気持ちよくプレーできましたよ。

――清水戦のあと、Jリーグは新型コロナウイルスの影響で延期されました。無観客試合も検討される事態になりましたが、今回の中断期間をそれぞれどう受け止めていますか?

紺野:個人的には試合をしたかったですし、正直、残念な気持ちはあります。ただ、チーム内で連係を高めるには良い機会だと捉えています。

安部:自分は(清水戦の少し前から)コンディションを落としていたので、個人的には助かったなと。今日(3月15日)から全体練習に合流しているので、再開するまでに体調を整えたいです。

――負傷したのは清水戦の2日前。その怪我のせいで開幕スタメンを逃がしてしまったのは残念でした。

安部:出たかったですね、Jリーグの開幕戦は特別なものだと思っていたので。

――欠場について、監督からは?

安部:「これも人生。プロのキャリアは山あり谷ありだから」と言われました。
 
PROFILE
●こんの・かずや/ 1997年7月11日生まれ、埼玉県出身。161センチ・58キロ。柏の葉FC-吉川ホワイトシャーク-C.A.ALEGRE-武南高-法政大-FC東京。J1通算1試合・0得点。J3通算4試合・0得点。「理想はメッシ」という技巧派のドリブラーで、右サイドからのカットインは分かっていても止められないレベルにある。ACLのパース・グローリー戦(グループステージ2節)では途中出場でインパクトを残し、1-0の勝利に貢献。清水戦(2月23日)でJ1デビューを果たしている。

●あべ・しゅうと/ 1997年12月5日生まれ、東京都出身。171センチ・67キロ。杉野百草SS-FC東京U-15むさし―FC東京U-18-明治大-FC東京。J1通算1試合・0得点。J3通算4試合・0得点。大学時代は“明治大の心臓”として中盤を仕切り、4年次に主要タイトルを総なめにした。運動量とボール奪取力に優れ、攻守両面に顔を出すダイナモで、プレーオフを含むACLの3試合ではルーキーながらもスタメン出場を飾った。メンタル的な強さも持ち合わせたタフな選手だ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集長)

※『サッカーダイジェスト』2020年4月9日号より転載
 

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