専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
Jリーグ・国内

ブラジルトリオが語る“FC東京の強み”とは?新型コロナによるリーグ延期への気持ちも吐露【独占インタビュー後編】

白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

2020.03.31

FC東京のブラジル人3トップ、アダイウトン(左)、ディエゴ・オリヴェイラ(中央)、レアンドロ(右)。写真:徳原隆元

FC東京のブラジル人3トップ、アダイウトン(左)、ディエゴ・オリヴェイラ(中央)、レアンドロ(右)。写真:徳原隆元

■「何事にも“慣れ”は重要。それを僕は経験で知っている。FC東京で好調なのも…」(アダイウトン)

――清水戦のあと、新型コロナウイルスの影響でJリーグが延期されました。決定直後の感想を改めて教えてもらえますか?

レアンドロ:自分もチームも調子が良かったので、やりたい気持ちはありました。でも、こうした状況ですから仕方ないです。1日も早く収束に向かってくれれば。僕たちはいつ再開してもいいように厳しい練習をしながら準備するだけです。

アダイウトン:レアンドロの言うとおり、今回の決定は仕方ありません。正しい決断だったと思います。中断期間を上手く活用して、チームの連係を高めていきたいです。

ディエゴ:安全第一。ウイルスがなくなって、日常が戻ってくることを強く願う。今はこまめに手洗いなどをして予防していくしかない。

レアンドロ:自分の身は自分で守る。これに尽きると思う。

アダイウトン:家族のことも心配だけれど、長い人生、こういう問題に直面する時もあります。大事なのは動揺せず、何事にも冷静に振る舞うことです。
 
――サッカーの話に戻ります。ブラジル人3トップのここまでの出来について、自己評価を。

ディエゴ:現状に満足しているわけではない。私たちの力を考えれば、まだまだ。練習でコンビネーションに磨きをかけていきたい。

レアンドロ:試合を重ねれば『こんなプレーもできるのか』って新しい発見もあるだろうし、そうなればより多彩な攻撃を仕掛けられるようになるはずです。

――アダイウトン選手は素早くチームにフィットした印象もあります。

アダイウトン:日本での生活が長いという側面が大いに関係しています。何事にも“慣れ”は重要です。目指しているサッカーのスタイル、チームメイトのキャラクターを理解できればチームに馴染めるはず。それを僕は経験で知っている。FC東京で好調なのも、監督や仲間をリスペクトしたうえで、自分の持ち味を出そうというスタンスがハマっているからだと思います。

――アダイウトン選手とレアンドロ選手の加入を誰よりも喜んでいるのはディエゴ選手なのでは?

ディエゴ:いや、そうでもないよ(笑)。

レアンドロ:そうなの?(笑)

アダイウトン:悲しいね(笑)。

ディエゴ:冗談はさて置き、ブラジル国籍の選手が多ければ多いほど嬉しい。レアンドロもアダイウトンも素晴らしい才能の持ち主で、息も合う。とてもやりやすい。
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号