さらに、「ムサ・デンベレ以来となる30ゴール超えを果たし、それらの１つひとつがいかに意味のあるものだったか。とりわけプレミアシップでの成績を見れば、彼を引き留めておく価値は顕著だ」と賛辞を贈りながら、チームが相手を攻めあぐねるなど、厳しい状況でこそ、彼が真価を発揮する選手だと指摘。ビルドアップにはあまり関与しなくとも、ファイナルサードでの適切な動きやフィニッシュ時の集中力の高さや精度の高さを挙げて、「信じられないほどの価値がある」と評価した。
  「キョウゴこそ、レンジャーズがこの夏に発掘しなければならないと認識しているタイプの選手だ」と最大のライバルを引き合いに出し、２強体制の国内リーグにおいては格下相手に勝点３を確実に奪うか、取りこぼすかが覇権の行方を決めるという状況下で、古橋は少ないチャンスで確実にゴールを決めてチームに勝利をもたらせる唯一の存在であると主張する同メディアは、ジョッタを2500万ポンドで売却したセルティックにおいて、古橋は代役を探すのが最も難しい選手だとしている。

そして、「ロジャーズ監督は、プレシーズンの非常に早い段階で、替えの利かないゴールスコアラーが放出候補リストから除外されたことの重要さを承知しているだろう。今後数週間以内に、セルティックに新戦力が加入するのは確実だが、このクラブの今夏の最高の補強は、すでに終了しているのかもしれない」と、記事は締められた。

　ちなみに、古橋の今夏の獲得はならなかったトッテナムだが、クラブの専門サイト『THE SPURS WEB』は「今後、3000万ポンドから3500万ポンドの金額で入札するクラブがない限り、キョウゴがセルティックを離れる可能性は排除される。ただ、スコティッシュ・プレミアシップの選手にこの額を支払うことを検討するクラブはいないだろう」と綴っている……。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】三苫薫、2022‐23シーズン公式戦ゴール集

【動画】R・ソシエダ加入１年目で大活躍!!久保建英の全ゴールをプレイバック

【動画】CL出場権獲得に大きく貢献！スペインで鮮烈な印象残した久保建英の１シーズンを振り返る！