不振にあえいでいる男子テニス元世界ランキング1位のダニール・メドベージェフ(ロシア/現13位)が、チーム体制を大きく変えることになりそうだ。およそ8年間にわたり苦楽を共にしたフルタイムコーチのジル・セルバラ氏に続き、フィットネストレーナーのエリック・ヘルナンデス氏との契約も解消したと発表。再起に向けて次々と手を打っている。
メドベージェフは9月1日に更新した自身の公式インスタグラム(@medwed33)で5枚の思い出写真を添え、ヘルナンデス氏への心からの感謝をこう綴っている。
「エリック、毎日私をより良く、より俊敏に、より強い選手にしてくれてありがとう。あなたは僕が1つの大会で20時間以上走り続けても、なお勝つチャンスを与えてくれました。あなたが毎日私を限界まで追い込んでくれた結果、一緒につかんだ勝利は決して忘れません。次のステージでもあなたの幸運を祈っていますし、きっと素晴らしいものになると確信しています」
29歳のメドベージェフは2020年に年間成績の上位8人が集結するシーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」を制すと、21年全米オープンでは悲願の四大大会初優勝を達成し、翌22年には世界ランキングでビッグ4(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マリー)以外の選手として約18年ぶりとなる1位を記録。これまでに獲得したツアータイトルは20を数え、若くから男子テニス界のトップに君臨してきた。
しかしここ最近のメドベージェフは低空飛行が続く。今季の最高成績は6月の「テラ・ウォルトマン・オープン」(芝コート/ATP500)での準優勝で、23年5月の「イタリア国際」(クレー/ATP1000)を最後にツアー優勝からは遠ざかっている。最高峰の四大大会に至っては現在開催中の「全米オープン」(8月24日~9月7日)を含め3大会連続で初戦敗退を喫し、不振脱却の兆しはまだ見えてこない。
ヘルナンデス氏は14年から11年間にわたりメドベージェフのトレーナーを務め、同選手のキャリアの大半を支えてきた中心的スタッフだ。苦境に立たされる中で大きな決断を下したメドベージェフが、今後どんなチーム体制を築くのか、関心は高まる。
文●中村光佑
【画像】メドベージェフが長年のトレーナーとの決別を明かしたインスタ投稿
【画像】メドベージェフをはじめ2025全米オープンを戦う男子トップ選手たちの厳選フォト
【関連記事】メドベージェフが恩師セルバラとのコーチ契約解消を発表。8年の師弟関係に別れを告げ「素晴らしい年月を共に過ごせた」と感謝<SMASH>
メドベージェフは9月1日に更新した自身の公式インスタグラム(@medwed33)で5枚の思い出写真を添え、ヘルナンデス氏への心からの感謝をこう綴っている。
「エリック、毎日私をより良く、より俊敏に、より強い選手にしてくれてありがとう。あなたは僕が1つの大会で20時間以上走り続けても、なお勝つチャンスを与えてくれました。あなたが毎日私を限界まで追い込んでくれた結果、一緒につかんだ勝利は決して忘れません。次のステージでもあなたの幸運を祈っていますし、きっと素晴らしいものになると確信しています」
29歳のメドベージェフは2020年に年間成績の上位8人が集結するシーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」を制すと、21年全米オープンでは悲願の四大大会初優勝を達成し、翌22年には世界ランキングでビッグ4(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マリー)以外の選手として約18年ぶりとなる1位を記録。これまでに獲得したツアータイトルは20を数え、若くから男子テニス界のトップに君臨してきた。
しかしここ最近のメドベージェフは低空飛行が続く。今季の最高成績は6月の「テラ・ウォルトマン・オープン」(芝コート/ATP500)での準優勝で、23年5月の「イタリア国際」(クレー/ATP1000)を最後にツアー優勝からは遠ざかっている。最高峰の四大大会に至っては現在開催中の「全米オープン」(8月24日~9月7日)を含め3大会連続で初戦敗退を喫し、不振脱却の兆しはまだ見えてこない。
ヘルナンデス氏は14年から11年間にわたりメドベージェフのトレーナーを務め、同選手のキャリアの大半を支えてきた中心的スタッフだ。苦境に立たされる中で大きな決断を下したメドベージェフが、今後どんなチーム体制を築くのか、関心は高まる。
文●中村光佑
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