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海外テニス

大坂なおみに完敗した世界3位ガウフが試合を回想「1ポイントも簡単に取らせてくれなかった。改善していきたい」<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.09.03

全米4回戦で大坂なおみ(手前)にストレート負けしたガウフ(奥)。「これで打ちひしがれるつもりはない」とさらなる成長を誓った。(C)Getty Images

全米4回戦で大坂なおみ(手前)にストレート負けしたガウフ(奥)。「これで打ちひしがれるつもりはない」とさらなる成長を誓った。(C)Getty Images

 テニス四大大会「全米オープン」の女子シングルス4回戦で、大坂なおみ(世界ランキング24位)にわずか1時間4分、3-6、2-6で敗れたココ・ガウフ(アメリカ/同3位)。試合後の記者会見で、彼女は完敗後の心境を明かした。

「間違いなく、出したかったレベルではありませんでした。でも、自分としては正しい方向への一歩だと思います。少し空っぽな気持ちになっていたのかもしれません――今日は彼女のプレーによって、1ポイントも簡単には取らせてもらえませんでした」

 2019年のウインブルドンで史上最年少の15歳3カ月で本戦デビューを果たしたガウフ。四大大会本戦出場はすでに25度を数え、23年の全米と今年の全仏では頂点に立っているが、まだ21歳の若者だ。

「自分の年齢では、あまりに強くプレッシャーをかけてしまっていると感じます。ただ、ツアーでは25、26歳で成功している選手も多いことを考えれば、あと4年間、今と同じ努力を続け、正しいことを積み重ねた時、自分のテニスがどこまで到達できるのかと思うとワクワクします」
 
 これまでも目先の勝敗とは無関係に、自分の伸びしろを信じてきた。6月の全仏でタイトルを手にした直後も、ベストなテニスができていなかったと自己評価し、現状に満足することなく次の課題へと向かっていた。

 その1つがサービス強化だった。全米直前にはバイオメカニクスの専門家ギャビン・マクミラン氏を招聘し、フォーム改善に取り組んだ。開幕前の練習コートでは、雨の中でもボールを打ち続ける姿が見られた。それだけに、凡ミス33本、ブレークチャンスさえつかめなかった敗戦のショックは小さくない。

「皆さんの前ではポジティブに見せようとしています。正直、今はそう感じていません。でもこれで打ちひしがれるつもりはありません。未来を楽しみにしています。もっと改善していきたい。来年はプレーヤーとしても人間としても大きく成長できることを願っています」

 完敗の悔しさを胸に、21歳はやはり次の一歩を見据えている。

「改善が必要な点はわかっていますし、それに取り組むのは正しい選択だと思っています。(全米前哨戦の)シンシナティとの間にもっと時間が欲しかったけれど、それが与えられたカードです。今シーズンの残りの期間に何が起ころうとも、とにかく成長し続けたい。結果は気にしません」

構成●スマッシュ編集部

【動画】ガウフと大坂なおみが激突した全米オープン4回戦ハイライト

【画像】ガウフ、大坂ら、2025全米オープンを戦う女子トップ選手たちの厳選フォト

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