9月19日~21日の3日にわたってアメリカ・サンフランシスコで開催される男子テニスの団体戦「レーバーカップ」(ハードコート)はこのほど大会公式サイトを更新し、チーム・ワールド(世界選抜)で出場予定だった元世界ランキング10位のフランシスコ・ティアフォー(アメリカ/現29位)の欠場を発表。代替選手として現トップ10プレーヤーのアレックス・デミノー(オーストラリア/同8位)を招集したと伝えた。
これまでレーバー杯に5度出場し、持ち前の明るいキャラクターで会場を盛り上げてきたティアフォーだが、今年は「大好きで素晴らしい」同イベントを辞退するという苦渋の決断を下した。ティアフォーは現地13日に行なわれた男子国別対抗戦「2025デビスカップ(デ杯)・ファイナル予選2回戦」(アメリカ・デルレイビーチ/ハード)に出場したこともあり、「アジアシリーズに向けての休養」を理由にレーバー杯を辞退したと各種海外メディアで報じられている。
そこで白羽の矢が立ったのが、今年7月の「ムバダラ・シティDC・オープン」(アメリカ・ワシントンDC/ハード)で節目のツアー10勝目を挙げ、最高峰の四大大会においても直近8大会のうち6大会でベスト8に進出するなど抜群の安定感を見せている26歳のデミノーだ。これを受けて今年から新たにチーム・ワールドのキャプテンを務める元世界王者のアンドレ・アガシ氏(アメリカ/55歳)は次のようにコメントしている。
「フランシスのエネルギーとプレーがサンフランシスコで見られないのは残念ですが、世界でも屈指の実力者であり、絶好調の選手の1人をチームに迎えられることにこれ以上ない喜びを感じています。アレックスのプレーや競技に対する姿勢には以前から注目していましたが、今度は目の前で彼の活躍が見られることを楽しみにしています」
一方、今回が22年以来3年ぶり2度目のレーバー杯出場となるデミノーは喜びと意気込みをこう明かした。
「来週サンフランシスコでアガシキャプテンと対面できることや、チーム・ワールドに参加できることを光栄に思います。22年のロンドンでの初出場は素晴らしい経験でした。チームがチェイス・センターで優勝カップを掲げられるよう、全力を尽くす準備はできています」
なおチーム・ワールドはティアフォーの他にもベン・シェルトン(同6位)とトミー・ポール(同15位)のアメリカ勢2選手が欠場を表明。これを受けて同じ米国勢のアレックス・ミケルセン(同32位)とライリー・オペルカ(同63位)の追加招集も正式に発表され、そこにデミノーとトップ5選手のテイラー・フリッツ(アメリカ/同5位)、19歳の期待の新星ジョアオ・フォンセカ(ブラジル/同42位)、ツアー3勝の実力者フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/同21位)を加えた計6名の豪華な布陣で挑む予定だ。
文●中村光佑
【画像】デミノーをはじめ全米オープン2025で躍動した男子トップ選手たちの厳選フォト
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これまでレーバー杯に5度出場し、持ち前の明るいキャラクターで会場を盛り上げてきたティアフォーだが、今年は「大好きで素晴らしい」同イベントを辞退するという苦渋の決断を下した。ティアフォーは現地13日に行なわれた男子国別対抗戦「2025デビスカップ(デ杯)・ファイナル予選2回戦」(アメリカ・デルレイビーチ/ハード)に出場したこともあり、「アジアシリーズに向けての休養」を理由にレーバー杯を辞退したと各種海外メディアで報じられている。
そこで白羽の矢が立ったのが、今年7月の「ムバダラ・シティDC・オープン」(アメリカ・ワシントンDC/ハード)で節目のツアー10勝目を挙げ、最高峰の四大大会においても直近8大会のうち6大会でベスト8に進出するなど抜群の安定感を見せている26歳のデミノーだ。これを受けて今年から新たにチーム・ワールドのキャプテンを務める元世界王者のアンドレ・アガシ氏(アメリカ/55歳)は次のようにコメントしている。
「フランシスのエネルギーとプレーがサンフランシスコで見られないのは残念ですが、世界でも屈指の実力者であり、絶好調の選手の1人をチームに迎えられることにこれ以上ない喜びを感じています。アレックスのプレーや競技に対する姿勢には以前から注目していましたが、今度は目の前で彼の活躍が見られることを楽しみにしています」
一方、今回が22年以来3年ぶり2度目のレーバー杯出場となるデミノーは喜びと意気込みをこう明かした。
「来週サンフランシスコでアガシキャプテンと対面できることや、チーム・ワールドに参加できることを光栄に思います。22年のロンドンでの初出場は素晴らしい経験でした。チームがチェイス・センターで優勝カップを掲げられるよう、全力を尽くす準備はできています」
なおチーム・ワールドはティアフォーの他にもベン・シェルトン(同6位)とトミー・ポール(同15位)のアメリカ勢2選手が欠場を表明。これを受けて同じ米国勢のアレックス・ミケルセン(同32位)とライリー・オペルカ(同63位)の追加招集も正式に発表され、そこにデミノーとトップ5選手のテイラー・フリッツ(アメリカ/同5位)、19歳の期待の新星ジョアオ・フォンセカ(ブラジル/同42位)、ツアー3勝の実力者フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/同21位)を加えた計6名の豪華な布陣で挑む予定だ。
文●中村光佑
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