大詰めを迎えている国内最高峰の男子テニスツアー「木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップス2025」(9月24日~30日/東京・有明/ハードコート/ATP500)のシングルスで惜しくも決勝進出を逃した元世界ランキング2位のキャスパー・ルード(ノルウェー/現12位)が試合後に自身の公式インスタグラム(@casperruud)を更新し、日本のファンに向けた感謝の言葉を綴っている。
ちょうど10年前の秋に開かれた「大阪市長杯2015 世界スーパージュニアテニス選手権大会」を優勝した経験を持つ26歳のルード。度々日本好きを公言してきた彼だが、有明とはすこぶる相性が悪く、過去3回(2022、23、24)の出場でわずか1回しか勝てず苦闘が続いていた。
それでも自身がスポンサー契約を結んでいる「ヨネックス」の新公式球が採用された今大会ではようやく本領を発揮。ワイルドカード(主催者推薦)で出場した日本期待の22歳望月慎太郎(同106位)、元世界6位のマテオ・ベレッティーニ(イタリア/同56位)、予選勝者のアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア/同95位)を破る快進撃を見せて大会初のベスト4へ駒を進めた。
しかし29日に実施された準決勝では先の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/ハード)で四大大会6勝目を挙げた世界1位のカルロス・アルカラス(スペイン)が立ちはだかった。試合は過去1勝4敗の22歳を相手にルードが多彩なプレーを披露して6-3で第1セットを先取したが、第2セットを3-6で失ってセットオールに持ち込まれると、スーパープレーの応酬となったファイナルセットは接戦の末に4-6で落とし、2時間8分で悔しい逆転負けとなった。
それでも次戦の「ロレックス上海マスターズ」(10月1日~12日/中国・上海/ハードコート/ATP1000)に向けては好感触を得られた様子だ。更新したインスタグラムでルードは「Arigato Tokyo(ありがとう東京)」と感謝の言葉を記し、「カルロス(アルカラス)とのタフなバトルを経て、今は上海に向けて気持ちを切り替えているところです」と綴った。
今年は大の苦手だった有明で十分な結果を残したルード。来年もぜひ日本で彼の活躍を見られることを期待したい。
文●中村光佑
【動画】ジャパンオープン準決勝! ルード対アルカラスほか熱戦ハイライト
【画像】ジャパンオープンDAY5|ルードがブキッチに勝って準決勝進出!アルカラスはナカシマに圧勝
【関連記事】苦戦続きのジャパンOPでルードがついに本領発揮! カギはハードコートへの順応と“新公式球“との相性<SMASH>
ちょうど10年前の秋に開かれた「大阪市長杯2015 世界スーパージュニアテニス選手権大会」を優勝した経験を持つ26歳のルード。度々日本好きを公言してきた彼だが、有明とはすこぶる相性が悪く、過去3回(2022、23、24)の出場でわずか1回しか勝てず苦闘が続いていた。
それでも自身がスポンサー契約を結んでいる「ヨネックス」の新公式球が採用された今大会ではようやく本領を発揮。ワイルドカード(主催者推薦)で出場した日本期待の22歳望月慎太郎(同106位)、元世界6位のマテオ・ベレッティーニ(イタリア/同56位)、予選勝者のアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア/同95位)を破る快進撃を見せて大会初のベスト4へ駒を進めた。
しかし29日に実施された準決勝では先の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/ハード)で四大大会6勝目を挙げた世界1位のカルロス・アルカラス(スペイン)が立ちはだかった。試合は過去1勝4敗の22歳を相手にルードが多彩なプレーを披露して6-3で第1セットを先取したが、第2セットを3-6で失ってセットオールに持ち込まれると、スーパープレーの応酬となったファイナルセットは接戦の末に4-6で落とし、2時間8分で悔しい逆転負けとなった。
それでも次戦の「ロレックス上海マスターズ」(10月1日~12日/中国・上海/ハードコート/ATP1000)に向けては好感触を得られた様子だ。更新したインスタグラムでルードは「Arigato Tokyo(ありがとう東京)」と感謝の言葉を記し、「カルロス(アルカラス)とのタフなバトルを経て、今は上海に向けて気持ちを切り替えているところです」と綴った。
今年は大の苦手だった有明で十分な結果を残したルード。来年もぜひ日本で彼の活躍を見られることを期待したい。
文●中村光佑
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