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海外テニス

全米オープン会場の“大麻臭”に元世界2位ルードが苦言「誰か吸い出すと不快」「特に疲れてきた時は嫌だ」<SMASH>

中村光佑

2025.08.26

大麻が合法化されているニューヨークで開催中の全米オープン。ルードは会場に漂う臭いの強さに苦言を呈した。(C)Getty Images

大麻が合法化されているニューヨークで開催中の全米オープン。ルードは会場に漂う臭いの強さに苦言を呈した。(C)Getty Images

 現地8月24日に開幕した今季最後のテニス四大大会「全米オープン」の男子シングルスに出場する元世界ランキング2位のキャスパー・ルード(ノルウェー/現12位)が初戦前にデンマーク放送協会(DR)のインタビューに応じ、観客に向けて「スタジアムでの大麻の喫煙はやめてほしい」と訴えた。

 同大会の開催地であるニューヨークでは2021年から大麻が合法化されており、21歳以上であればその購入・使用・所持が認められている。その影響もあってか、同都市は全米オープンの会場を含め特に臭いがひどいとルードは苦言を呈している。

「ニューヨークの一番の欠点は、至る所で大麻の臭いがすることだ。全米の会場内もそんな感じなんだ。受け入れるしかないけど、好きな臭いではない。コートに立っている時に、誰かが大麻を吸い出すと不快感を覚える。特に疲れてきたタイミングでその臭いがすると嫌だなと思う。法律が元に戻らない限り、我々にはどうしようもないし、今から状況が改善するとも思えないけどね」
 
 その上でルードは「アスリートは、そういうものからは大きく距離を取る」とし、“害が少ない上に依存性も低い”などと言われる大麻も結局は麻薬でしかないため、「僕は断固反対だ」と明言した。

 テニス選手で大麻の臭いに不満を示したのはルードが初めてではない。今年初めにはニック・キリオス(オーストラリア/同651位)が英スポーツメディア『TNT Sports』に対し、「自分は重度の喘息持ちなんだ。コートを走り回るだけでも息が苦しくなる。だからもしポイント間で大麻を吸ってしまうなんてことがあったら最悪だ」と話していたという。

 さらに2023年の全米オープンではアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)が「コート全体に大麻の臭いが充満していた」と発言。それに続いて女子のマリア・サッカリ(ギリシャ/元3位/現64位)も英メディア『Sky Sports』の取材で「全米のスタジアムでは食べ物や煙に加え、時に大麻の匂いまでする。私たちでコントロールできることではない」と語っていた。

 最高峰の四大大会に位置付けられ、観客数・賞金額ともに最大規模を誇る全米オープン。そんな華やかな舞台が「大麻の臭い」で印象付けられてしまえば、やはり大きな汚点となりかねない。それだけにいち早く状況の改善がなされることを願いたい。

文●中村光佑

【動画】ルードVSオフナーの「全米オープン」1回戦ハイライト

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