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海外テニス

大坂なおみが難敵フェルナンデスを逆転で下し武漢オープン初勝利!「今はとにかく幸せな気持ち」<SMASH>

中村光佑

2025.10.08

先日の北京では初戦敗退を喫した大坂なおみ(右)だが、武漢では世界27位のフェルナンデス(左)に逆転勝ちし、大会初勝利を挙げた。(C)Getty Images

先日の北京では初戦敗退を喫した大坂なおみ(右)だが、武漢では世界27位のフェルナンデス(左)に逆転勝ちし、大会初勝利を挙げた。(C)Getty Images

 女子テニスツアーのWTA1000シリーズ「東風嵐図・武漢オープン」(10月6日~12日/中国・武漢/ハードコート)は現地7日に大会2日目を迎え、シングルス1回戦に第11シードで元世界ランキング1位の大坂なおみ(現16位)が登場。ノーシードで元13位のレイラ・フェルナンデス(カナダ/同27位)を4-6、7-5、6-3で下し、初の2回戦進出を決めた。

 27歳の大坂が武漢オープンに出場するのは2017年以来8年ぶり2度目。1回戦ではこれまでにツアー4勝を挙げている23歳の実力者フェルナンデスと対決した。両者は21年9月の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/ハード/四大大会)3回戦で1度だけ対戦しており、この時は大坂が7-5、6-7(2)、4-6で敗れている。

 約4年ぶりの顔合わせとなった今回は大坂が不安定な立ち上がり。約7分にも及んだオープニングゲームをキープするも、2-2で迎えた第5ゲームでフェルナンデスに均衡を破られ、ブレークバックできずに42分で第1セットを落とした。

 第2セットは一転、大坂が4-2とリードを奪うが、サービスゲームでダブルフォールトを繰り返すなど波に乗り切れず、第7ゲームで2度目のブレークを献上して4-4に追いつかれてしまう。それでも終盤の第12ゲームでは大坂がラブゲームでブレークを果たし、約1時間の接戦の末にセットオールに持ち込んだ。第2セット終了後には高温多湿による“ヒートポリシー”が適用され、両選手は10分間の休憩を経てコートに戻った。
 
 このインターバルが奏功したのか、勝負のファイナルセットでは大坂が一気にギアを上げ、第1ゲームから3ゲームを連取。その後は相手に1度もブレークを許さない安定したプレーを見せ、2時間半で逆転勝ちを収めた。

 熱戦をものにした大坂は試合後に応じた海外テニス専門サイト『Tennis.365』のインタビューで、初戦敗退に終わった先日の「中国オープン」(中国・北京/ハード/WTA1000)に触れつつ、次のように現地ファンへの感謝の言葉を口にした。

「今日の応援は本当に素晴らしかった。すごく感謝しています。中国に来るたびに、みんなが私にたくさんの愛情を示してくれるのは本当にありがたいことです。北京でも素敵なプレゼントをもらったりして、中国のファンの温かさを感じています。今はとにかく幸せな気持ちです。みんなが私を見て喜んでくれるし、私もみんなに会えてうれしい。とても良いエネルギーが流れていると思います」

 日本時間本日8日16時30分以降に予定されている2回戦で大坂は、昨年8月の「アビエルトGNPセグロス」(メキシコ・モンテレイ/ハード/WTA500)でツアー初優勝を飾り、先日の中国オープンで四大大会に次ぐWTA1000初の決勝進出を果たした20歳の新鋭リンダ・ノスコワ(チェコ/現17位)と対戦する。次戦も大坂の奮闘を期待したい。

文●中村光佑

【動画】大坂なおみがフェルナンデスを逆転で破った武漢オープン1回戦ハイライト

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