現在行なわれている男子テニスのエキジビションマッチ「シックス・キングス・スラム」(10月15日~18日/サウジアラビア・リヤド/室内ハードコート)に出場した世界ランキング3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/28歳)について、少し心配なニュースが入ってきた。先日の背中の負傷に続いて新たなケガを負ったと『tennishead』など一部海外メディアが報じている。
昨年初開催され、出場選手に最低150万ドル(2億2600万円)の賞金を保証し、優勝者にテニス史上最高額となる600万ドル(約8億8700万円)が贈られる同エキジビション。今年はズベレフに加え、カルロス・アルカラス(スペイン/現1位)、ヤニック・シナー(イタリア/同2位)、テイラー・フリッツ(アメリカ/4位)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/元1位/現5位)、ステファノス・チチパス(ギリシャ/元3位/現24位)の計6名の超豪華な顔ぶれが集結した。
大会開幕日となった現地15日の1回戦でズベレフはツアーで過去5勝9敗の天敵フリッツと対戦したが、3-6、4-6で敗れ、ベスト4進出はならず。これでズベレフは昨年7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/芝コート/四大大会)4回戦から対フリッツ7連敗となった。ただし今回のエキジビションは非公式大会のため、ATP(男子プロテニス協会)公式サイトの通算対戦記録には反映されない。
今年の9月下旬に出場した男子団体戦「レーバーカップ」(アメリカ・サンフランシスコ/室内ハード)の記者会見で「夏の間に背中を負傷した」と明かし、少し前にはつま先も負傷したというズベレフは、今回のフリッツ戦後のメディア対応で「今度は肩を痛めてしまった」と報告。その上で次のようにコメントしている。
「今年は多くの問題があった上に様々なケガも経験して、肉体的には大変な1年だった。そして今回は新たに肩のケガを負ってしまった。ここ数日、とても良いトレーニングができていたのに。ウォームミングアップの最中に起きたから、少し運が悪かったと思う。ここ数日は非常に良いトレーニングができていたから残念だ」
9月の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/ハード/四大大会)と先日の「上海マスターズ」(中国・上海/ハード/ATP1000)は3回戦敗退、「中国オープン」(中国・北京/ハード/ATP500)は準々決勝敗退とシーズン終盤にかけて苦戦が続いているズベレフだが、上記のコメントを踏まえると、これらの結果も合点がいく。場合によっては一足早い今季終了も選択肢のひとつになりそうだ。
文●中村光佑
【画像】巧みな身体使いから生まれるズベレフの爆速サービス詳細画像
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昨年初開催され、出場選手に最低150万ドル(2億2600万円)の賞金を保証し、優勝者にテニス史上最高額となる600万ドル(約8億8700万円)が贈られる同エキジビション。今年はズベレフに加え、カルロス・アルカラス(スペイン/現1位)、ヤニック・シナー(イタリア/同2位)、テイラー・フリッツ(アメリカ/4位)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/元1位/現5位)、ステファノス・チチパス(ギリシャ/元3位/現24位)の計6名の超豪華な顔ぶれが集結した。
大会開幕日となった現地15日の1回戦でズベレフはツアーで過去5勝9敗の天敵フリッツと対戦したが、3-6、4-6で敗れ、ベスト4進出はならず。これでズベレフは昨年7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/芝コート/四大大会)4回戦から対フリッツ7連敗となった。ただし今回のエキジビションは非公式大会のため、ATP(男子プロテニス協会)公式サイトの通算対戦記録には反映されない。
今年の9月下旬に出場した男子団体戦「レーバーカップ」(アメリカ・サンフランシスコ/室内ハード)の記者会見で「夏の間に背中を負傷した」と明かし、少し前にはつま先も負傷したというズベレフは、今回のフリッツ戦後のメディア対応で「今度は肩を痛めてしまった」と報告。その上で次のようにコメントしている。
「今年は多くの問題があった上に様々なケガも経験して、肉体的には大変な1年だった。そして今回は新たに肩のケガを負ってしまった。ここ数日、とても良いトレーニングができていたのに。ウォームミングアップの最中に起きたから、少し運が悪かったと思う。ここ数日は非常に良いトレーニングができていたから残念だ」
9月の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/ハード/四大大会)と先日の「上海マスターズ」(中国・上海/ハード/ATP1000)は3回戦敗退、「中国オープン」(中国・北京/ハード/ATP500)は準々決勝敗退とシーズン終盤にかけて苦戦が続いているズベレフだが、上記のコメントを踏まえると、これらの結果も合点がいく。場合によっては一足早い今季終了も選択肢のひとつになりそうだ。
文●中村光佑
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