左足のケガで今季途中からツアーを離脱した男子テニス元世界ランキング４位のホルガー・ルネ（デンマーク／現15位）が、自身の公式Xにてリハビリの様子を公開している。

　ルネは10月の男子テニスツアー「BNPパリバ・ノルディック・オープン」（スウェーデン・ストックホルム／室内ハードコート／ATP250）に出場した際、ユーゴ・アンベール（フランス／元13位／現24位）との準決勝で左足のアキレス腱を負傷。第２セット途中でのリタイアを余儀なくされていた。

　直後にSNSでアキレス腱の断裂という検査結果を明かしたルネだが、その翌週には手術の成功を報告。「今日の手術は非常にうまくいきました。これから回復の様子をお伝えしていこうと思います」と、ケガの状況を心配するファンにメッセージを送っていた。

　その予告通り、今回の投稿ではリハビリの様子を公開。左足には物々しい固定具を装着しているものの、コート上でのヒッティングや、メディシンボールを使ったトレーニングの様子を動画付きで披露した。
  　現在のリハビリの状況を“フェーズ２”だと明かしたルネは、「好きなものは好きなんだ。コート内外でチームと過ごす日々を楽しんでいるよ。モチベーションは高く、フィットネスで筋力を強化し、色々なエクササイズで左足の感覚を維持している」とした。

　一方、手術から間もない状態ながら負荷の高いトレーニングをしていることについて、ファンからは心配の声も上がっている。とあるファンは「気をつけてくれよ。手術からまだ数週間なのに、なぜ装具を付けてまでプレーしているんだ」と、ルネの投稿にリプライする形で疑念を投げかけた。

　これに対しルネは、「心配しないでくれ。コートに出るのは週に１～２回で、毎日色んなエクササイズと治療をフルプログラムでこなしている。テニスは僕にとって楽しいもの。片足でも人生を楽しんでいるんだ。僕にとってはそれが大事なことなんだ」と、ファンの心配の声に反応している。

　今回のケガからの復帰には３～６カ月ほどを要するとされているが、22歳とまだ若いルネには時間はたっぷりとあるだろう。焦らずゆっくりと回復に専念してもらいたい。

構成●スマッシュ編集部

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