先週行なわれた男子テニスツアー「BNPパリバ・ノルディック・オープン」(スウェーデン・ストックホルム/室内ハード/ATP250)で負傷した元世界ランキング4位のホルガー・ルネ(デンマーク/現11位)が10月19日に自身の公式インスタグラム(@holgerrune)を更新し、左足のアキレス腱を断裂したと報告。近日中に同箇所の手術を受けることも明かしている。
今大会に第1シードで参戦した22歳のルネは、初戦の2回戦(上位4シードは1回戦免除)でマートン・フチョビッチ(ハンガリー/元31位/現55位)を、準々決勝でトマス・マルティン・エチェベリ(アルゼンチン/元27位/現63位)を下してベスト4へ進出。しかし現地18日に行なわれたユーゴ・アンベール(フランス/元13位/現25位)との準決勝で左足のアキレス腱を痛め、第2セット途中でのリタイアを余儀なくされていた。
その後ルネの母親でツアーにも帯同しているアネケ氏が、デンマークメディア『TV2』に送付したテキストメッセージで息子の負傷について「医師たちからは『アキレス腱の断裂だろう』と伝えられました」とコメント。この時点では正式な診断は出ていなかったものの、「復帰には3~6カ月ほどかかるでしょう」との見通しを示していた。
そして今回はルネ本人がケガの詳細を報告。更新したインスタグラムで次のように綴っている。
「再びコートに立てるようになるまでには、しばらく時間がかかりそうなので、本当につらいです。ストックホルムではプレーすることに大きな喜びを感じていたこともあり、当分の間はあのようなエネルギーを感じられないと思うと耐えられません」
「アキレス腱の近位部が完全に切れてしまっており、来週には手術を受けなければなりません。その後はリハビリに励みます。ずっと自分を支えてくれている皆さんには感謝しています。皆さんがいなければ、今の自分はありません。また近いうちにお会いしましょう」
「木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップス2025」(ハード/ATP500)と「ロレックス上海マスターズ」(ハード/ATP1000)のアジアシリーズ2大会でベスト8に進出し、9月の全米オープン(ハード/四大大会)2回戦敗退以降は調子を取り戻していたルネ。今大会も優勝した今年4月のバルセロナ(クレーコート/ATP500)以来約半年ぶりとなるツアー4強入りを果たし、シーズン最終戦「ATPファイナルズ」(11月9日~16日/イタリア・トリノ/室内ハード/FIN)の出場権獲得も可能性を残していた(現在出場枠8名中3名が確定)。
それだけに、今回の大ケガはタイミング的にも非常に痛く、ルネにとってはショッキングな出来事であろう。復帰までの道のりは長く厳しいかもしれないが、どうかこの試練を乗り越え、元気な姿でコートに戻ってきてくれることを願いたい。
文●中村光佑
【動画】「BNPパリバ・ノルディック・オープン」準決勝でルネが負傷した場面
【関連記事】好調ルネがアキレス腱断裂か。ノルディックOP準決勝で涙の途中棄権、長期離脱の可能性も<SMASH>
【関連記事】「僕らは生き延びなければならない」酷暑の上海マスターズでルネが悲痛な訴え!ATPに“ヒートルール”導入求める<SMASH>
今大会に第1シードで参戦した22歳のルネは、初戦の2回戦(上位4シードは1回戦免除)でマートン・フチョビッチ(ハンガリー/元31位/現55位)を、準々決勝でトマス・マルティン・エチェベリ(アルゼンチン/元27位/現63位)を下してベスト4へ進出。しかし現地18日に行なわれたユーゴ・アンベール(フランス/元13位/現25位)との準決勝で左足のアキレス腱を痛め、第2セット途中でのリタイアを余儀なくされていた。
その後ルネの母親でツアーにも帯同しているアネケ氏が、デンマークメディア『TV2』に送付したテキストメッセージで息子の負傷について「医師たちからは『アキレス腱の断裂だろう』と伝えられました」とコメント。この時点では正式な診断は出ていなかったものの、「復帰には3~6カ月ほどかかるでしょう」との見通しを示していた。
そして今回はルネ本人がケガの詳細を報告。更新したインスタグラムで次のように綴っている。
「再びコートに立てるようになるまでには、しばらく時間がかかりそうなので、本当につらいです。ストックホルムではプレーすることに大きな喜びを感じていたこともあり、当分の間はあのようなエネルギーを感じられないと思うと耐えられません」
「アキレス腱の近位部が完全に切れてしまっており、来週には手術を受けなければなりません。その後はリハビリに励みます。ずっと自分を支えてくれている皆さんには感謝しています。皆さんがいなければ、今の自分はありません。また近いうちにお会いしましょう」
「木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップス2025」(ハード/ATP500)と「ロレックス上海マスターズ」(ハード/ATP1000)のアジアシリーズ2大会でベスト8に進出し、9月の全米オープン(ハード/四大大会)2回戦敗退以降は調子を取り戻していたルネ。今大会も優勝した今年4月のバルセロナ(クレーコート/ATP500)以来約半年ぶりとなるツアー4強入りを果たし、シーズン最終戦「ATPファイナルズ」(11月9日~16日/イタリア・トリノ/室内ハード/FIN)の出場権獲得も可能性を残していた(現在出場枠8名中3名が確定)。
それだけに、今回の大ケガはタイミング的にも非常に痛く、ルネにとってはショッキングな出来事であろう。復帰までの道のりは長く厳しいかもしれないが、どうかこの試練を乗り越え、元気な姿でコートに戻ってきてくれることを願いたい。
文●中村光佑
【動画】「BNPパリバ・ノルディック・オープン」準決勝でルネが負傷した場面
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