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海外テニス

「本当に幸せ」ガリンが2大会連続優勝でキャリア4勝目。予選勝者を破りATP500では初の栄冠【テニスATPツアー】

スマッシュ編集部

2020.02.24

ダブルヘッダーながら、疲れを見せない攻撃的なプレーで優勝したガリン。(C)GettyImages

ダブルヘッダーながら、疲れを見せない攻撃的なプレーで優勝したガリン。(C)GettyImages

 2月17日の週には「リオ・オープン」(ATP500/ブラジル・リオデジャネイロ)、「デルレイビーチ・オープン」(ATP250/アメリカ・デルレイビーチ)、「オープン13」(ATP250/フランス・マルセイユ)の3大会が行なわれた。

 リオ・オープンでは、第3シードのクリスチャン・ガリンが、予選から勝ち上がったジャンルカ・マジェルに7-6(3)、7-5で勝利し、初のATP500タイトルを獲得した。

 前日の降雨により、準決勝途中で順延となっていた両者は、日曜に準決勝と決勝の2試合を行なう、ダブルヘッダーとなっていた。準決勝を消化し、同日午後遅くから始まった決勝では、立ち上がりから激しい打ち合いに。拮抗した内容でタイブレークに突入すると、3本のミニブレークを奪ったガリンがセットを先取した。

 第2セットは、第3ゲームでブレークを奪われたガリンだったが、連戦の疲労からか、試合が進むにつれてマジェルのプレーの質が低下。第10ゲームと第12ゲームで続けてブレークに成功したガリンが、1時間34分で勝利した。

 2月初旬のコルドバ・オープン(ATP250)でも優勝していたガリンは、出場2大会で連続優勝。約1年前にはツアーでの決勝進出経験もなかった彼だが、この10カ月で4つのツアータイトルを獲得する快進撃を見せている。この活躍にガリンは「人生でここまでの成功は期待していなかった。本当に幸せ」と語った。
 
 デルレイビーチ・オープンでは、アメリカの若手ビッグサーバー、ライリー・オペルカが、日本の西岡良仁を7-5、6-7(3)、6-2のフルセットで下し、昨年のニューヨーク・オープン以来、1年ぶり2度目のツアータイトルを獲得した。

  第1セットを先取したオペルカは、第2セットになると、西岡の多彩なストロークに苦戦。セットオールとされるも、最終セットでは、集中力の切れた西岡のスキを突き第1ゲームで早々にブレーク。第7ゲームでもブレークに成功し、続く自身のサービング・フォー・ザ・マッチをしっかり取り切り、試合にピリオドを打った。

 会場にほど近い、ウェスト・パーム・ビーチに拠点を置くオペルカは「10分くらい離れたところに家がある。だからこの大会には、残りのキャリアでも多くプレーすることになるだろう。ここでのプレーは大好きだ」と語った。

 オープン13では、第2シードで前年度優勝のステファノス・チチパスが、第7シードのフェリックス・オジェ-アリアシムを6-3、6-4で撃破し2連覇を達成、キャリア通算5勝目を挙げた。

「質の高いプレーをすることができた」と言うチチパスは、試合を通し、攻撃的なストロークでオジェ-アリアシムのサービスゲームを攻め立て、3本のブレークに成功。ストレートで勝利を収めた。

■2月17日週のATP試合結果■
●リオ・オープン/ATP500
開催地:ブラジル(リオデジャネイロ)
賞金総額:191万5485ドル
C・ガリン[3] 7-6(3) 7-5 G・マジェル[Q]

●デルレイビーチ・オープン/ATP250
開催地:アメリカ(デルレイビーチ)
賞金総額:67万3655ドル
R・オペルカ[4] 7-5 6-7(4) 6-2 西岡良仁

●オープン13/ATP250
開催地:フランス(マルセイユ)
賞金総額:76万9670ドル
S・チチパス[2] 6-3 6-4 F・オジェ-アリアシム[7]

※数字=シード、Q=予選勝者

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構成●スマッシュ編集部
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