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海外テニス

「相手に徹底的にテニスをさせ、その隙をつく」ジョコビッチの強さとは?【鈴木貴男コラム】

鈴木貴男

2020.03.03

ドバイで5度目の優勝を飾り、今年に入って負けなしの21連勝となったジョコビッチ。(C)Getty Images

ドバイで5度目の優勝を飾り、今年に入って負けなしの21連勝となったジョコビッチ。(C)Getty Images

 現在テニス世界最強男子としてナンバーワンに君臨するジョコビッチですが、今年に入ってから未だ負けなしと、現在ナダル、フェデラーも含めた‟ビッグ3”の頂点に君臨しています。そんなジョコビッチですが、彼に関しては「華がない」「試合がつまらない」という評価をよく聞きます。

 確かに見た目、プレーの内容としても、華やかかと言われればそうではないと思います。ただ、最近彼の試合を解説していく中で、なぜ、あのプレーに行き着いたのか、なぜ勝つのか、という理由を見つけられてきたので、今回そのお話をしたいと思います。

 外見に関してはどうこう言えるものではないので、それはさておき、プレー面においてジョコビッチは華やかで、派手なプレーはもっともっとできる選手です。若い時はそういった面も多く見られました。もちろん今でもそういうプレーはできるのですが、彼は心の中で「人気やプレーの華やかさではフェデラー、ナダルには勝てない」と感じていると思います。その上でNo.1になるために選択したことは「我慢する」ということでした。
 
「テニスはエースでも1ポイント、相手のミスでも1ポイント」という言葉がありますが、ジョコビッチはまさにこれを体現している選手です。ナダルやフェデラーを上回れるものは何か? 彼の持ち味は、身体の柔軟性と予測の良さ、粘り強さです。これらを総合した結果、「相手に徹底的にテニスをさせ、その隙をつく」という確率を重視したテニスにたどり着きいたのでしょう。そのためにすべき努力は全てした。その自信の表れが、ジョコビッチの強さなのです。

 例えば昨年のウインブルドンの決勝。第1、3、5セットのタイブレークは全てジョコビッチが取り、タイトルを手にしました。

 このタイブレークが彼の真骨頂で、とにかくフェデラーにテニスをさせました。元々攻撃が持ち味のフェデラーは、もちろん先に攻撃します。彼も百戦錬磨ですから、そう簡単に気を抜きません。1本でだめでもさらなる攻撃のタイミングを伺いますが、それをことごとくしのぎます。長いラリーになり、少しでもショットが甘くなったり、一瞬の迷いが生じた瞬間に、カウンターを仕掛け、一番相手にダメージが大きいポイントのとり方をしたのです。
 

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