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2021年全豪準優勝のブレイディ、負傷離脱のアルカラスを支持「正しい判断であることを願う」<SMASH>

スマッシュ編集部

2026.05.01

自身も度重なるケガに苦しめられてきた女子元世界13位のブレイディが、アルカラスの下した完治のための長期離脱を支持するとした。(C)Getty Images

自身も度重なるケガに苦しめられてきた女子元世界13位のブレイディが、アルカラスの下した完治のための長期離脱を支持するとした。(C)Getty Images

 男子テニスのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランキング2位)が右手首の負傷により、「イタリア国際」と「全仏オープン」の欠場を発表した。この決断に対し、2021年の「全豪オープン」女子シングルス準優勝者ジェニファー・ブレイディ(アメリカ)が、ポッドキャスト番組内で支持を示している。

 現在22歳のアルカラスは、4月中旬の「バルセロナ・オープン」初戦で右手首を痛めた。検査の結果、腱鞘の炎症が判明し、大会途中棄権に続いて「マドリード・オープン」も回避。さらに4月24日には、ローマと全仏の欠場を発表した。本人は自身の公式Xでこう説明している。

「今日行なわれた検査の結果、我々は慎重を期すことが最も賢明であると判断し、ローマとローランギャロスには参加せず、いつコートに復帰するかを決めるために経過を評価するのを待つことにしました。私にとって複雑な時期ですが、ここからより強くなって戻ってくると確信しています」

 この決断に理解を示したのが、故障に苦しんできた31歳のブレイディだ。現役選手らがツアーの裏側を語る番組『The Player's Box Podcast』に出演した彼女は、ジェシカ・ペグラ(アメリカ)がアルカラスの若さに触れ、無理を避けるべきだとの見解を示すとこう応じた。

「明らかに、とても難しい決断です。でも、これが正しい判断であることを願っています。彼がしっかりと休み、できるだけ早く回復することを祈るばかりです」
 
 ブレイディは、「無理」のリスクを身をもって知る存在だ。彼女はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)を経てプロ入りし、ビッグサービスと強烈なフォアハンドを武器に頭角を現した。その後、19年オフにドイツでトレーニングを積み、プレーとフィジカルを大きく底上げしたことで飛躍。20年の全米オープン4強、21年の全豪オープン準優勝と結果を残し、自己最高13位まで順位を上げた。

 しかし、その全豪準優勝後から状況は一変する。深刻な故障に見舞われ、これまでに複数回の手術を経験。2年以上に及ぶ離脱期間を2度強いられるなど、キャリアは大きく停滞した。今年2月にツアー復帰を果たしたが、現在の世界ランキングは682位まで後退している。

 トップ戦線に迫りながら、故障で足踏みを余儀なくされた過去。現実を知るからこそ、ブレイディはアルカラスの判断を支持する。目先のメジャー大会を見送ってでも、その後のキャリアを守る。その選択の意味を、深く理解しているからだろう。

構成●スマッシュ編集部

【動画】ブレイディが準優勝した2021年全豪オープン、大坂なおみとの決勝ハイライト

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