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海外テニス

2カ月ぶりの実戦で世界79位に敗れた38歳ジョコビッチ。年齢的問題を認めつつも「状況を受け入れ、適応する」と前向き<SMASH>

中村光佑

2026.05.10

復帰戦となったイタリア国際2回戦で予選勝者に敗れたジョコビッチ。フィジカル面は「新たな現実」と語ったが、今後に向けて意欲は衰えていない。(C)Getty Images

復帰戦となったイタリア国際2回戦で予選勝者に敗れたジョコビッチ。フィジカル面は「新たな現実」と語ったが、今後に向けて意欲は衰えていない。(C)Getty Images

 現在開催中のテニスツアー「イタリア国際」(5月6~17日/イタリア・ローマ/ATP1000)で約2カ月ぶりの実戦に臨んだ男子元世界ランキング1位の38歳ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現4位)。初戦の2回戦で予選勝者の20歳ディノ・プリズミッチ(クロアチア/現79位)に6-2、2-6、4-6で敗れたが、その結果を受けて現在の自身の状況について率直に語った。

 ジョコビッチにとって今大会は今季のクレーコートシーズン初戦であり、3月の「BNPパリバ・オープン」(ハードコート/ATP1000)4回戦以来の公式戦出場。試合はローマで6度の優勝を誇るジョコビッチが、現在キャリアハイのランキングにつける18歳年下のプリズミッチから2度のブレークを奪って第1セットを先取。しかし第2セットは反対に2度のブレークを喫して1セットオールに持ち込まれる。そしてファイナルセットでは第4ゲームから3ゲームを連取され、2時間15分で逆転負けとなった。

 試合後の記者会見で、クレーシーズンに向けて「理想的な準備ができなかった」ことがブランク明けのプレーに表れたと振り返ったジョコビッチ。今月22日に39歳の誕生日を控えるレジェンドには、年齢によるフィジカル面の課題も重くのしかかっている。

「今は常に身体に何らかの問題を抱えている。ここ数年を振り返っても、大会前に万全の状態で準備できた期間が、最後にいつだったのか思い出せない」
 
 そうした中で「今の自分がやるべきこと」について、勝者への称賛を交えつつ、前向きにこう語った。

「フラストレーションを感じているのは事実だが、年齢による身体的問題は、しっかりと向き合わなければならない“新たな現実”だ。そのような状態でもプレーすることを自分で選択しているのだから、それについてはあまり話さないようにしたい。今ある状況を受け入れ、それに適応し、最大限に生かすしかない。

 そもそも今日はディノが勝利にふさわしいプレーをしていた。今大会は結果的に1試合だけしかプレーできなかったが、問題はない。少なくとも最後まで戦えたことには満足しているし、応援してくれた観客にも感謝したい」

 ジョコビッチは昨年節目のツアー100勝を達成した「ジュネーブ・オープン」(5月17日~23日/スイス・ジュネーブ/ATP250)には出場しない意向を明かしており、次戦は24日に開幕する今季2つ目の四大大会「全仏オープン」(フランス・パリ)となる予定だ。若手の台頭やコンディション面への不安も踏まえると男女を通じて史上最多となる四大大会25勝目への道のりは険しそうだが、ローランギャロスでのパフォーマンスに期待したい。

文●中村光佑

【動画】ジョコビッチがプリズミッチに敗れたイタリア国際2回戦ハイライト

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